サイボウズ式の問題解決メソッド(書籍:チームのことだけ、考えた/サイボウズ 青野さん)
書籍:チームのことだけ、考えたからの学び
目的
- 目的1: 問題解決のフレームワークを定義して、問題解決の考え方を統一するため
- 目的2:言葉の定義も合わせて行い、多様性のある組織を維持するためにサイボウズでは活用している
目的を達成するための問題解決メソッド
- 問題:理想と現実のギャップ(差)という定義
- 問題を4つの要素に要素分解
- 現実:事実を洗い出し、どういう状態かを共通認識
- 原因:何が考えられ、どの原因がどのくらい影響を与えているかの因果関係を整理
- 理想:どういう状態であり、メンバーが共に望んでいる理想かどうかを確認
- 課題:何が出来るかをあげて、コスト対効果が高い施策を比較検討して選ぶ
問題解決を進める上でのポイント
- 理想と課題を決めるのは、リーダーの仕事。リーダーが決め、他のメンバーは従う。これがチームでの意思決定における役割分担
- 原因と課題は「行動」と定義したこと。行動によって現実が引き起こされ、行動によって理想を引き起こすという見方。行動に着目することで、外部の変化にとらわれず、自分たちの行動の見直しが進む。行動ではない現象は議論の対象から外すことが出来る。