「プログラマーが悪かった」は最悪の言い訳

最近私が携わった案件で、「プログラマーの質が悪いから業務が上手く回らない」「プログラマーの腕が悪いからプロジェクトが失敗した」という話を耳にしました。

もし、こんな言葉を自分の後輩がしていたら必ず注意しますが、別会社の方ですので、聞いて聞かぬふりをしました。
その組織では立て続けにプロジェクトが炎上していたので、上層部から理由を聞かれたのでしょうが、あんまりな言葉です。

失敗も成功もディレクターによる

しかし、「プログラマーが悪いからプロジェクトが上手くいかない!」なんてよく聞きますし、私もかつては口にしていました。

そんな時に先輩社員に「成功も失敗もディレクターが原因だ。プロジェクトが失敗してもディレクターは他人にせいにしてはいけない」というお話しをしていただきました。
もうこの話をしていただいてから5年以上経っていますが、今でも肝に銘じています。

プロジェクトの成否はディレクターやプロマネ、ひいては組織の体制によるもの

プロジェクトの失敗というモノがプログラマーの責任ではないということは、少数派の考えではありません。
例えば、アメリカではソフトウェア開発を委託する際に組織の体制を評価するCMMIというものがあります。

このCMMIはアメリカ政府のソフトウェア開発があまりにも失敗続きだったので考案されたものですが、どのようなものか簡単に説明すると、「ソフトウェア開発をするための体制がどのくらい整っているのか?」を評価するものです。

つまり、プログラマー1人ががんばって案件をどうにかしているような組織は下の下で、チームとして働けているか、組織として改善に取り組んでいるのかをチェックします。

繰り返しになりますが、CMMIの存在が示しているように、プロジェクトの失敗というのはプログラマーはじめ、実装部隊の責任ではないのです。

ディレクション、プロマネの仕方がわからない

プロジェクトの責任をプログラマー個人の責任にしている組織の特徴として、ディレクションやプロジェクトマネジメントのやり方がわかってないのではないかと思うことがよくあります。
ただ、話がきたらそれを横にもっていったり、下に押し付けたりするのを「ディレクション」や「プロマネ」と呼んでいる組織が多いのではないでしょうか?

「でも、どうやっったらいいのか?」と思ったあなた!
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というのは30%ほどジョーダンですが、ディレクションを改善したいと考えている方、ウェルカムです!
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