【Excel VBA】VBA初心者が最初に覚えるべき構文の紹介とそれぞれの考え方!
こんにちは、かふぇおれです。
今回は、VBAを勉強し始めた方が、まず最初に覚えるべき構文について紹介していきます。
各構文の具体的な書き方などについては、別の記事で紹介するのでそちらもチェックしてみてください。
VBA初心者の方が最初に覚えるべき構文は、2種類あります。
①条件分岐構文(タイミングの制御)
②繰り返し処理構文(実行回数の制御)
上記の2種類です。
とはいっても、プログラミングをしたことがない人にとってはよく分からないですよね
まずは①の条件分岐構文についてです。
例えば、あなたが朝起きてご飯を食べて会社や学校に行くところを想像してみてください。
朝は忙しいのでやる事がたくさんありますね
1.アラームを設定した時間に起きる
2.朝ごはんを食べる
3.着替えや歯磨きなどの身支度を整える
4.天気予報や朝のニュースをチェックする
5.行きたくもない会社や学校に行く
ざっと、こんなところでしょうかね?笑
さて、ここで左側に番号を振ったものがあなたが朝行わなければいけない行動です。
この時、アラームが鳴った時に4.天気予報や朝のニュースをチェックするなんて行動をする人はいないですよね?
着替えや歯磨きなどの身支度を整えてから起床する人もいません。
この様に、何か行動する時は常にその行動をするタイミングが重要になります。
プログラミングやマクロも同じです。
VBAでは、あなたがExcelにやって欲しい処理を書くわけですが、その処理には必ず実行して欲しいタイミングがあるはずです。逆に、実行して欲しくないタイミングもあるでしょう。
そのタイミングを制御するのが①の「条件分岐構文」になります。
この条件分岐構文は、「このようなタイミングの時にこの処理を実行する」といった感じで、タイミングと処理をセットで記述します。
よく使われる構文としては
・If構文
・Select Case構文
などがありますが、基本的な考え方は変わりません。
重要なのは、「いつ」「なにをするか」です。
次に②の繰り返し処理構文についてです。
①で行動をするタイミングについては制御する事が出来るようにはなりますが、それだけではVBAを使うメリットはあまりありません。
VBAなどのプログラミングは、決まった単純作業を短時間に正確に大量に行う事が出来る事にあります。
しかし、①の条件分岐構文だけでは、制御したタイミングに1回きりしか処理を実行してくれません。
考えてみてください。
先程の例え話で、1.で起床した後に2.でご飯を食べます。
しかし、①の条件分岐構文だけでは起きてから一口しかご飯を食べられません。
それでは、一日を頑張るためのエネルギーを蓄えられませんね笑
そこで、2.のご飯を食べるというタイミングになったら、「ご飯を口に運ぶ」という行動を1食分食べ終わるまで続ける必要があります。
これが繰り返し処理構文の役目になります。
繰り返し処理構文は、「この条件を満たすまで」や「この条件の間は」といった一定の条件に達するまでの間、同じ処理を繰り返していく処理を記述します。
よく使われる構文としては、
・Do ~ Looop構文
・For ~ Next構文
などがあります。
繰り返し処理構文で重要になるのは、「何を(どんな処理を)」「どのくらい」やるのかという事です。
〇まとめ
いかがでしたでしょうか?
VBAをはじめたばかりという人も、これから始めてみたいという人も、今回紹介した構文についてはしっかりと理解した上で学習を進めていくと、理解も早くなりますしアイディア次第ではとても複雑なプログラムを作る事が出来るようにもなります。
ぜひ、覚えておきましょう!
また、今回紹介した事以外にも、VBAを作成するための考え方や実際のコードの書き方などをお教えしていますので、分からない事がある方はぜひご連絡ください。あなたのスキルアップを全力で応援しています!