【Excel_VBA】家計簿作成でVBAの練習しよう! vol.01 ~下準備編~
VBA学習企画 第1弾 (準備編)
今回作成するのは、「家計簿」です。
家計簿は、日付、文字列、数値といろいろなデータ型を扱います。
それでいて、日常生活でも使えるので初心者・初学者さんにはもってこいのお題です。
今回から、数回に分けてVBAを使用した家計簿を作成していきます。
完成イメージとしては、日々のデータ入力からデータの分類、月度集計結果の出力が一通りできるような家計簿システムを作成したいと考えています。
この企画では、初心者さんがどういうロジックでコードを組んでいけばいいのかを分かりやすく説明できればと思っていますので、参考にしてみてください。
作成する家計簿について
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概要
VBAを使用することを前提に家計簿を作成。
家計簿自体は複雑にするつもりはないので、ご自分で使いやすいようにアレンジしてみてください。 -
家計簿で管理する内容
日付 / 項目(収入・支出) / 内容 / 金額
マクロを作成する前に考えておかなければいけない事
Excelシート上で下準備
マクロを作成するにあたって、まず最初にやらなければいけない事は、表の構成を決める事です。
どんなにマクロができるようになっても、扱う表が複雑な構造をしていると、マクロを作成するうえでの条件分岐が多くなってしまいます。そうすると、記述するコードが多くなってしまうため、エラーが出やすくなってしまいます。それを避けるためにも、まず最初に表の全体像を決めます。
- 注意点
(1) 表が伸びていく方向を意識する事。
基本設定のExcelでは、[Enter]を押すと一つ下のセルへ移動します。なので表が下に伸びていくように構成することで、使用する人が違和感なく連続で入力することができるようになります。
(2)具体的なデータをいくつか入れておく
この後、本格的にVBEでマクロを組んでいくわけですが、その際に具体的なデータをいくつか入れておくとマクロの作成がスムーズです。
このような形で準備しておくことで、あとからマクロを作成するときにデータの参照がしやすく、簡単なコードでマクロを組むことが可能になります。
今回の準備編はここまでです。
次回以降、実際にVBEでコードを書いていきますので、一緒にマクロマスターを目指して頑張りましょう!