新規事業おじさん®のつぶやき Vol.537 再エネ普及の切り札は「ペロブスカイト太陽電池」 官民で世界の覇権狙うも中国急迫
(本稿は2025年に掲載したものの再掲です。)
以下の記事が目に留まりました。
再エネ普及の切り札は「ペロブスカイト太陽電池」 官民で世界の覇権狙うも中国急迫
https://news.yahoo.co.jp/articles/778f11d64e497827f7944128a1c7c144e4268608
昨年から、にわかに賑やかになってきたペロブスカイト太陽電池。
聞いたことあるよという方もだいぶ増えてきたという印象があります。
>世界的に脱炭素の要請が強まり、政府は再生可能エネルギーの主力電源化を目指す。普及のカギを握ると目されるのが次世代技術の「ペロブスカイト太陽電池(PSC)」だ。従来型のシリコン系太陽電池より軽くて薄く、建物の壁面や窓など設置場所の選択肢が広がると期待される。日本発の技術で官民が連携して実用化を急ぐが、中国勢が台頭しており、覇権争いが過熱しつつある。
ペロブスカイト太陽電池においても、中国勢の台頭は無視できないものとなっています。
では、ペロブスカイト太陽電池の特徴を見ていきましょう。
>PSCは材料をフィルムなどに塗布・印刷して作ることができる。小さな結晶の集合体が膜になり、折り曲げやゆがみに強く、軽量化できるのが特長だ。製造工程が少なく大量に生産でき、低コスト化も見込める。
折り曲げやゆがみに強く、軽量化できる。これがポイントですね。
>PSCは重くて硬いシリコン系では難しい場所に設置でき、再エネ普及の切り札とみられている。建物の壁面や窓のほか、耐荷重性の低い屋根や道路の防音壁への取り付けを想定。電気自動車(EV)やドローン(無人機)への搭載も進む見通しだ。
その特徴を活かして、これまで、太陽光パネルを実装できなかった場所への設置が見込まれています。
>経済安全保障の観点からも期待が大きい。主な原料はヨウ素で、日本の生産量は世界シェアの約3割を占める。他国に頼らず安定確保できる純国産エネルギーといえる。
これも重要なポイントですね。
>PSCのポテンシャルは高く、日本勢は開発を急ぐ。積水化学工業は日本政策投資銀行と6日に製造・販売の新会社を設立。今後一部取得するシャープの堺工場(堺市)に製造ラインを整備し、2030年に100万キロワット級の生産を目指す。
2030年に向けて、大規模投資が行われようとしています。
>ただPSCは中国勢も注力し、すでに量産の動きも出ている。日本が得意とするフィルム型とは違うガラス型が中心で、柔軟性はないが耐久性に優れ量産しやすいとされる。欧米でもガラス型の開発が進んでいる。
>かつて日本はシリコン系太陽電池で世界をリードしたが、中国勢の攻勢にメーカーのほとんどが撤退を余儀なくされた。大手メーカーの関係者は「PSCは同じ轍を踏まぬよう、フィルム型の強固な供給網を構築し、国内外の需要を獲得することが必要だ」と話した。
シリコン太陽電池と同じ轍を踏まぬよう、関係者の取り組みに期待したいところです。

