(本稿は2025年に掲載したものの再掲です。)

以下の記事が目に留まりました。

ペロブスカイト太陽電池の耐久性を大幅改善 フッ素系化合物添加

https://eetimes.itmedia.co.jp/ee/articles/2501/09/news088.html

ペロブスカイト太陽電池の普及には寿命の壁をクリアーする必要があります。

>名古屋大学大学院工学研究科および未来社会創造機構マテリアルイノベーション研究所の松尾豊教授と上岡直樹助教らによる研究グループは2024年12月、単層カーボンナノチューブ(SWCNT)電極にフッ素系化合物を添加することで、ペロブスカイト太陽電池の耐久性を大幅に改善できることを発見したと発表した。

どのような発見なのでしょうか。

>研究グループは、大気中で保管した未封止のセルについて、発電効率の経時変化を測定した。これによると、30日後には発電効率が9.2%となり、TFEを再滴下したところ10.3%に上昇した。260日後にTFEを再滴下すると発電効率は8.6%となった。TFEを滴下していないSWCNT電極だけのセルでは、発電効率が4.8%に低下した。

>280日後の発電効率も調べた。TFEを滴下したSWCNT電極を用いた太陽電池は、8.1%となった。TFEを滴下していないSWCNT電極を用いた太陽電池では1.7%まで下がった。これらの結果から、TFEの滴下を繰り返せば、耐久性を維持できることが判明した。

実験室レベルとはいえ、大幅な改善が見られているのですね。

現在、積水化学が達成していると公表している寿命は10年。

シリコンパネルに伍して普及していくには、寿命 20年を達成する必要があり、その実現に向けた開発競争が繰り広げられています。

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