新規事業おじさん®のつぶやき Vol.555 INPEX新中計、ガス回帰鮮明に 再エネは投資効果見極め
(本稿は2025年に掲載したものの再掲です。)
以下の記事が目に留まりました。
INPEX新中計、ガス回帰鮮明に 再エネは投資効果見極め
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUC062QE0W5A200C2000000/
ガス回帰? どういうことでしょうか?
見ていくとしましょう。
>INPEXは13日、2027年12月期までの3カ年の新中期経営計画を発表した。大型ガス田開発の負債圧縮が落ち着いたことから成長投資を計1兆8000億円以上と前3カ年の1.7倍に増やし、液化天然ガス(LNG)に重点配分する。建設コストが上昇する風力発電などの再生可能エネルギーや水素への投資は横ばいとし、ガス回帰を鮮明にする。
再エネ、水素への投資は横ばいとして、LNGに重点配分するのですね。
>「負債の圧縮から今後は成長投資と株主還元にギアを入れ替える」。INPEXの上田隆之社長は13日の決算説明会でこう述べた。柱となるのは主力の石油・天然ガス分野だ。同分野では成長投資の9割近くの1兆6000億円を振り向ける方針だ。
成長投資の9割を石油・天然ガスに振り向けるのですね。
>LNGは火力発電での二酸化炭素(CO2)排出量が石炭の半分程度。トランプ米大統領がLNGの開発拡大を掲げ、欧米でも利用が拡大している。上田社長は「ロシアによるウクライナ侵略によってエネルギーの安定供給への関心が高まり、LNGは相対的にCO2排出量が低く、現実的な移行期の燃料として需要が伸びていく」と話す。
LNGが現実解であると。
>一方で投資を抑えるのが再生エネや水素などの脱炭素分野だ。投資規模は2000億円程度と従来計画とほぼ同じ水準とする。再生エネでは欧州などで着床式の洋上風力発電を手掛けているが、原料高や人件費の上昇で採算が悪化しており、足元で赤字が続いている。上田社長は「今後はINPEXの強みが生かせる分野に集中していく」と話す。
>脱炭素事業は今後、「水素・CO2回収・貯留(CCS)」と地熱発電のほか、浮体式洋上風力などの「電力関連」の2事業に経営資源を集中する。森林を保全してCO2の削減分を売買する事業や水素とCO2を原料にする合成メタン事業などは重点領域から外す。
再エネ、脱炭素は選別が進むようですね。

