(本稿は2024年に掲載したものの再掲です。)

以下の記事が目に留まりました。

AIは発火しそうなリチウムイオン電池を“聞き分ける”? 94%の確率で前兆を検出 米政府機関
https://www.itmedia.co.jp/aiplus/articles/2411/21/news152.html

わが国でも、蓄電池の炎上、爆発が社会問題として広く認識されるようになってきましたが、世界を見渡すと、結構な規模で大変な問題になっています。
それゆえ、蓄電池の炎上、爆発を防止するための様々な研究開発が行われています。
今回は、「聞き分ける」というのは初めて聞いたぞ!ということで、見ていくとしましょう。

>「AIはリチウムイオン電池が発火しそうになるのを聞き分けられる」――米国政府機関の米国立標準技術研究所(NIST)は11月14日(現地時間)、そんな研究成果を発表した。リチウムイオン電池が発火する際に出すクリック音を聞き分けられるよう、AIに学習させた。結果、94%の確率でクリック音を検出したという。

94%! これはなかなかすごいですね。

>リチウムイオン電池は、発熱するのが速く、故障の初期段階では多くの煙を出さない。このため、リチウムイオン電池による火災において、煙を感知して作動する従来型の火災報知器では、延焼を防げない可能性があったという。

これはその通りでございます。

>リチウムイオン電池が発火する前には、化学反応によって膨張し、内部に圧力がかかる。多くの電池ケースには、圧力を逃がすための安全弁が付いており、この安全弁が壊れる際にクリック音が鳴るという。

安全弁が壊れる際のクリック音を聞くのか~。

>そこで研究では、機械学習モデルをこのクリック音を認識できるよう訓練した。中国の西安科学技術大学と協力し、リチウムイオン電池が爆発する音を38種類録音した。これらの速度やピッチを調整して1000以上の音声サンプルを準備し、学習させた。
>結果、カメラに搭載したマイクを使い、94%の確率でクリック音の検出に成功した。「人が歩く音やドアを閉める音、コーラの缶を開ける音など、あらゆる音を使ってAIを誤作動させようとしたが、たった数種類の音でしか間違えなかった」としている。

極めて地道な取り組みを進められた結果なのですね。

> 「開発が進めば、新しいタイプの火災報知器を作ることもできるだろう。家庭やオフィスビル、あるいは倉庫や電気自動車の駐車場のようなリチウムイオン電池が多い場所に設置し、事前に警告することで、人々が避難する時間を作れる」(NIST)

この技術が当たるか否かは別にしても、「事前に警告することで、人々が避難する時間を作れる」というのは実現してもらいたいですね。

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