「転職か、現職か」正解がわからないあなたへ|IT業界25年の現役PMが本音で語る判断基準

「このまま今の会社にいていいのか?」「でも転職して失敗したらどうしよう…」
IT業界で25年、大手外資でPMとして採用する側の目線も持つ私が、転職と現職それぞれのリアルなメリット・デメリットを本音でお伝えします。
はじめに:「転職すべきか」は、実は間違った問い
相談に来る方の多くが「転職すべきですか?」と聞いてきます。でも、これは答えの出ない問いです。
正しい問いは、「自分は今、何に不満で、何を手に入れたいのか?」 です。
ここが整理できれば、転職か現職かは自然と見えてきます。この記事では、その整理のヒントをお渡しします。
転職のメリット
年収アップのチャンス
同じスキルでも、会社が変わるだけで年収が100万円以上変わることは珍しくありません。特にIT業界では、市場価値と社内評価のギャップが大きくなりがちです。
新しい技術・環境への挑戦
今の会社ではレガシーな技術しか触れない場合、転職はスキルの幅を広げる最短ルートになります。
人間関係のリセット
上司やチームとの相性が悪い場合、環境を変えることで驚くほどパフォーマンスが上がることもあります。
キャリアの選択肢が広がる
異なる業界・規模・文化の会社を経験すると、将来の選択肢が格段に増えます。
転職のデメリット
「思っていたのと違う」リスク
入社してみないとわからないことは多いです。面接で見えるのは会社のほんの一面。カルチャーフィットは特に要注意です。
信頼関係の再構築
今の会社で築いた信頼・人脈はゼロリセットされます。新しい職場で成果を出すまでの半年〜1年は、ストレスが高い時期です。
短期離職のリスク
転職後に「やっぱり合わない」となった場合、短期離職が職歴に残ります。繰り返すと市場価値に影響します。
福利厚生・退職金の不利
勤続年数がリセットされるため、退職金や有給の積み上げがゼロからになります。
現職にとどまるメリット
積み上げた信頼を活かせる
社内で「この人に任せれば大丈夫」というポジションを確立していれば、それは大きな武器です。昇進・異動の交渉もしやすくなります。
リスクを取らずに成長できる
社内異動、新プロジェクトへの参画、資格取得支援など、転職しなくてもキャリアアップの手段はあります。
安定した収入と生活基盤
住宅ローン審査、家族の生活設計など、安定の価値は見過ごせません。
「辞めずに改善する」という選択肢
上司への相談、部署異動の希望、スキルアップによる社内評価の向上。意外とやれることは残っていませんか?
現職にとどまるデメリット
成長が止まるリスク
同じ環境に5年、10年いると、スキルが陳腐化する可能性があります。特にIT業界は変化が速いです。
市場価値が見えなくなる
社内で評価されていても、外の市場で同じ評価が得られるとは限りません。井の中の蛙になるリスクがあります。
不満を抱えたまま時間が過ぎる
「いつか転職しよう」と思いながら3年、5年と過ぎていくケースは非常に多いです。年齢が上がるほど選択肢は狭まります。
あなたはどっち向き? チェックリスト
転職が向いているかもしれない人:
- 今の仕事に学びがなく、惰性で続けている
- 明確にやりたいことがあり、今の会社では実現できない
- 市場価値に対して年収が明らかに低い
- 人間関係や社風に根本的な問題がある
現職で頑張るのが向いているかもしれない人:
- 不満はあるが、会社や仕事自体は嫌いではない
- 社内で信頼を築けており、裁量がある
- ライフステージ的に安定が最優先
- 社内異動やプロジェクト変更の可能性がある
最後に:「正解」ではなく「納得解」を見つけよう
転職にも現職にも、メリットとデメリットがあります。大事なのは 「正解」を探すことではなく、自分が「納得できる選択」をすることです。
そのためには、自分の現在地を客観的に整理し、選択肢を並べて比較する作業が必要です。一人で考えると堂々巡りになりがちなので、第三者の視点を借りるのも有効です。
もしモヤモヤが晴れないなら、ぜひ一度お話ししましょう。採用する側の視点も交えて、あなたの「次の一手」を一緒に考えます。
無料相談も受け付けています。お気軽にどうぞ。

