論理療法で使われるABC理論をご存知でしょうか?

何か出来事(A)が起きて
それに対して無意識的にどんな考え方(B)をしているか
その結果(C)どんな感情や行動につながったのか

このうちのBの部分は
思い込みなどで無意識的に反応してしまう部分だそうですが

ここが本当に
合理的、現実的考え方
(ラショナルビリーフ)になっているのかどうか

非現実的だったり、〜すべき、〜ねばならない思考
(イラショナルビリーフ)になっていないかどうかを
問いかけるそうです

例えば
仕事で失敗した(A:出来事)として

「こんな私は無能だ…」
「きっとまた他にも失敗する…」
「みんなに迷惑をかけている…」
「きっとみんな私は仕事ができないと思っている…」

とか
極端ですけどね、思ったとして
合理的な考え方なのか
歪んでないかどうかみていくと…

「こんな私は無能だ…」
→1回失敗した人はみんな無能ですか?周りにも仕事でミスする人はいますよね?その人たちを無能だと思いますか?あなたに得意なことは何一つないですか?

「きっとまた他にも失敗する…」
→1回ミスをしたら必ずまたミスをすると決まっていますか?もし失敗したとして、そういう人は周りにもいませんか?

「みんなに迷惑をかけている…」
→みんなが「迷惑だ」と言いましたか?心の中でどう思っているかは確認ができないですよね。周りの人が失敗したとき、自分を含めた全員が迷惑だと言っていましたか?優しく声をかけてくれる人は1人もいませんでしたか?

「きっとみんな私は仕事ができないと思っている…」
→事実ではなく飛躍した考え方だと思いませんか?確認していないのに決めつけていると思いませんか?

こんなふうに問いかけていくと
確かに、非現実的で非合理的な考え方なのが
よくわかりますよね

これを現実的な考え方に変えると
Cの結果も変わってくるというお話です

仕事でミスをするのは私1人だけではない
ここから学びを得て、次からミスを減らせるように努力すればいい
感情的に叱責されることなくフォローしてもらえて人に恵まれていることに感謝

仕事でミスをしたという出来事は同じでも
そこにどんな考え方をするかどうかで
その後の感情・行動は全く違ってきますね

真面目な人ほど
「こうあるべき」「こうしなければならない」と
思い込むことがあるので

本当にその考え方は合理的かな?と

自分に問いかけて
嫌な気持ちを手放していってくださいね🌷