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翻訳家として、そして英語学習のメンターとして、英語の理解を深めるための書籍には一通り目を通すようにしています。もちろん、ここまで深い内容が英語学習のメンタリングにおいて重要になる場面はそう多くない可能性もあります。メンティーの誰もがそこまで深いレベルまで学びたいと考えているとも限りません。

ただ、曲がりなりにも英語の専門家として仕事をする以上、英語について質問をされたときに「分かりません」と答えることはできるだけ避けたいと考えています。古英語など、ジャンルが違う質問は門外漢ということになるかもしれませんが、少なくとも現代英語や英文法、語法などについて質問されたとき、できるだけ客観的な情報に基づいて答えたい、可能であれば本の受け売りというだけでなく、自分の言葉でかみ砕いて答えられるようにしたいと常に思っています。

そのため、英語だけでなく言語学全般についての本を読んだり、日本語に関する本を読んだりすることもあります。そしてそういった『念のため身につけた知識』が、ふとした瞬間に役立つこともあるのがメンタリングの面白いところです。