自分の行動の判断基準を他人に説明できるほど言語化できる、
「3つの部屋ワーク」をご紹介します。

■必要な物
・リラックスできる場所へ行く
・睡眠時間は十分に取って。
・A4の紙を数枚。最低4枚。
・書きなれたペン
・一人でやっても、複数でやっても楽しい!

■所要時間
・15分~20分ほど

■下準備
まずは深呼吸をしたり、お気に入りの音楽を聴いたりして、
リラックスしてください。

リラックスできない場合は、
少なくとも一人で考えられる時間でやってくださいね。

3枚の紙にそれぞれ、次の事柄を描きこんでください。
・部屋と部屋番号(数字でも部屋の屋号でもお好きなものを。)
・「住んでいる人」と空欄
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続いて、ワークをします。

■ワーク
ここから本編です。
次の問いにお答えください。

・まず、あなたの意識がある体の場所をイメージしてください。
これは何かを考えたり、感じたりするとき、体のどこで強く感じるかです。
人によっては脳のあたり、心臓あたり、胸の中あたり、またはそれらの複数といったケースがあります。
ここで重要なのはどこにあるかではなく、複数でもよいのでこの辺かな、とイメージすることです。

イメージできましたか?

次に、目を閉じて、そこに3つの部屋の扉がある場所をイメージしてください。

できましたか?

それぞれの扉の奥に部屋があります。
その部屋には、人や生き物が住めるようになっています。
部屋は紙と同期していることにしておいてください。

そして次の問いです。
ここからは答えを、それぞれの部屋の紙に書き込んでいってください。
絵でも文字でも、お好みの方法でどうぞ。

この3つの部屋には、あなたが3分の1ずつ住んでいます。
その3分の1ずつのあなたが3人そろって、1つの問題を解決しようと話し合いをすることにしました。
3分の1のあなたは、それぞれ異なる役割を担当しています。
3人はどんな役割で、どんな意見を言いそうか、紙に書いてみましょう。
意見は「~それが大切だ。」で締めくくってください。

例として、僕の場合を書いておきます。
一回やった人なので具体的に書けますが、
最初は具体的に書けなくても大丈夫ですよ。
大切なのは、なんとなくでいいので「書くこと」です。

〇役割
・探求、博識、勇気を尊重する自分
・挑戦、冒険、好奇心を楽しみたい自分
・愛情、異性愛、情熱的を追い求める女性としての自分

〇どんな意見を持ちそうか
・男性「俺が興味をそそるか?命を懸ける価値があるか?それが大切だ。」
・少年「ワクワクできるか?冒険か?それが大切だ。」
・女性「自分を傷つけたりしないか?それが大切ね」

このフォーマットに沿う必要はありません。
好きなように書いてくださいね。
例えば、
・事務作業などを担当する自分
・サッカーを楽しむ自分
・・・のような感じでも、最初は大丈夫です。

書けたら、次に進みましょう。

次は、役割と意見を見ながら、彼らに名前を付けてあげてください。
名前を付けるか、もしくはキャラクターや有名人を置き換えてもいいですよ。
これを住んでいる人のコーナーに書き込んでください。

ちなみに僕の例だと、
・インディ・ジョーンズ
・ジャスティン
・ナミ
とそれぞれキャラクターをあてがっています。

書き込めたら、
彼らの具体的な解説を書き込んでみてください。
普段どんなことを考えたり、行動しているのか?
などです。
できるだけ詳細に。

3人分を書き終えたら、
その解説を眺めて、
その人格が担当している「自分の人格の一部」を3つずつくらい書き込んであげてください。

またまた僕の例では、
・インディ=探求心、勇気ある行動、困難に打ち勝つ
・ジャスティン=ワクワク、冒険を楽しむ、少年のような好奇心
・ナミ=恥ずかしいので割愛します

・・・というわけで、
3人×3つの人格の一部で9つの人格のカケラが揃ったはずです。

実はこれこそが、あなたの判断基準です。
(正確には「感情における行動の判断基準」です。)

なぜこうなるのか?という詳細な解説編はまたの機会にしますが、
簡単に言うと「人格とは、感情に紐づいた記憶の倉庫」だからです。

1つの相談事に対して、あなたが引っ張り出してきた記憶こそ、
あなたの行動の判断基準に近しいのです。

あなたが行動できるとき、きっとこの感情をいくつも満たしています。
逆に、行動できないことはこの判断基準をいくつも下回っていることでしょう。

・・・というわけで、
いかがでしたでしょうか。

よくわからなかったポイントなどは、
遠慮なくTwitterなどからご連絡ください。