夢を諦めないで。しかし夢を追い求めすぎないで。
これを読んでくれているあなたへ
いつもお世話になっております。北山です。
今回は、未経験からエンジニアへの就業サポートを行っていた経験から
みなさんへのアドバイスをお伝えします。
エンジニア経験ありで転職を検討している方にも、
経験年数が少なくて自信が持てない…… という方にはぜひ読んで欲しいです。
エンジニアとして希望する働き方ができることは素晴らしい
少し私の話をします。
私は学生時代、元々ゲーム業界への就職を希望して就職活動をしていました。
しかし、日本全国のゲーム会社ほとんどから書類選考でお祈り連絡(書類選考落ち)をもらい、
卒業式後の卒業年3月に大学の就職課に泣き付き、SEとして働き始めました。
しかし、その後やはりゲーム業界での就業が諦めきらず新卒入社してから5年後、転職活動をして
無事にゲーム会社にてプログラマとして入社することができました。
諦めずに夢を勝ち得たのです。
希望していた業界で働くやりがいはとても大きく、それまでの仕事観がガラリと変わった体験でした。
こんな体験をもった私だからこそ、
エンジニアとして就職したい、キャリアアップや自分の希望した業界に転職したいという方は
ぜひ応援したいという想いから、現在MENTAにてメンター活動を行っています。
集中して実施しないと成果は出ない
メンタリングをしていると
- 現在希望している業界への転職を目指して勉強している
- バイトしながらエンジニアとしての就業を目指して勉強している
- エンジニアとしての副業案件を受託するべく勉強中だ
というような相談をよく受けます。
素晴らしいことだと、思っています。
しかし、私がメンタリングするときにいつもこのようなお話をさせてもらっています。
「ダラダラやっても成果は出ない。必ず期限を決めて活動して欲しい。
人間が集中力を発揮できる期間は思っているほど長くない。
長くても3ヶ月ほど集中して学び、就業先や副業案件、転職先を探し始めるべき」
これは上記そのままの内容で、
「人間が集中力を発揮できる期間は思っているほど長くない」が重要なポイントです。
エンジニアとしての就職や転職はお笑いや芸術や音楽といったアートではないので
長く時間をかければいつか花開くという世界ではないと私は考えています。
それよりも、必要な知識を身につけて実務をこなす力をつけられるかどうかが大事です。
であるならば、その準備をなんらかの形で行う必要があります。
エンジニアリングとは、情報工学を基礎とした技術領域なので
勉強しようと思えばいくらでも勉強できます。
それこそ、生涯をかけて学び続けられるほどの膨大な情報があります。
ただ、勉強し続けているだけでは仕事に繋がらないのも事実です。
例えば、どれぐらいの期間勉強すれば仕事に繋がるだけの知識が身につくのでしょうか?
1ヶ月?
3ヶ月?
1年?
3年?
5年?
きっと答えは出ないでしょう。
専門学校や大学では、2〜4年かけて情報工学を学びます。そして新卒会社員として入社します。
学校のいいところはスケジュールを強制的に管理してもらえるところです。
スケジュールを管理してもらえない時、人は自己管理する必要があります。
どれぐらいの期間勉強すればいいかは難しいですが、
自己管理でどれぐらいの期間勉強し続けられるかは各々考えられると思います。
個人的には、長くても3ヶ月ぐらいが限界かなという印象です。
やってみるとわかりますが、1.5ヶ月でも結構キツいです。
では 3ヶ月で何をすればいいのでしょう?
敵を知りて己を知れば百戦して殆うからず
孫子の兵法の一節ですが、
現代のビジネスにも通じるところがあると思います。
「3ヶ月集中して勉強する」ことが「己を知る」ことなら、
「敵を知る」ことで何をするのかが見えてくるのではないでしょうか?
今回の場合、「敵」とはターゲットであり、
それは転職先であったり、就業先であったり、副業の受託元です。
どんな職に就きたいのか?どんな案件を請けたいのか?ですね。
スマホアプリの仕事を請けたいのにWebサービスの勉強をしても遠回りですし、
Webサービスの仕事を請けたいのにSwiftを勉強するのも違うでしょう。
ゲームの仕事をやりたいのにビジネス向けソフトウェアの開発を学ぶのも、違いますね。
勉強をはじめてから仕事を探すのではなく、
仕事を探してから勉強を始めるべきです。ニーズのないことをやっても仕方ありません。
勉強を終えた時に、最初に調べた仕事の募集はもう終わってるかもしれませんが、
似たような仕事は探せるはずです。
そのタイミングで、本当に狙うべきターゲットにアプローチできるようになるはずです。
もし、自分の希望する業種や業界の技術領域が全くわからない、何をしたらいいのかわからない、という人は
お気軽にご連絡ください。ご相談に乗ります。
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単発:フランクに就職や転職の相談にのります | 北山 淳也@マッスルフルスタックエンジニア | MENTA
https://menta.work/plan/2350/7548
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やることを決めたらがむしゃらにやる
情報技術の世界は日進月歩です。
Ruby on Rails を勉強しはじめたのに 「Rails はオワコン」みたいな記事を見つけてしまって不安になる。
PHP + Laravel の勉強をしはじめたのに「これからはPython」みたいな記事を見つけてしまって手が止まってしまう。
そんな経験のあるひとは少なくないのではないでしょうか。
しかし、一度決めたことに手を止めていられるほど3ヶ月という期間は長くありません。
安心してください。
どんなに Rails はオワコン などと話す人がいたとしても、
3ヶ月程度では世の中のRailsで動いているサービスが死滅することはありません。
どんなに これからはFlutter と話す人がいたとしても、
3ヶ月程度では世の中の全てのスマホアプリが Flutter に書き変わることはありません。
周囲のノイズに惑わされることなく、
自分がこれと決めた技術についての勉強に取り組むべきです。
がむしゃらに向かった人にしか、得た知識や技術の価値は判断できません。
まとめ
後半、とりとめのない記述になってしまいましたが、私が伝えたかったことは
夢を追うことは素晴らしい。しかし、ダラダラやっても意味がない
ということです。
これを読んでくれたあなたが希望の仕事に就けることを願っています。
最後までお読みいただきありがとうございました。