1on1と組織変革の関連性~SECIモデル~
書籍:組織は「言葉」から変わる。ストーリーでわかるエンゲージメント入門からの学び(SECIモデルに関する学び)
SECIモデルの活用
- 言葉の浸透活動:個人の知識や経験を組織全体の知識に変換する過程でSECIモデルを活用。
- 新しい気づきのフィードバック:組織の決まり事に対する新しい気づきを得た個人が、それを組織にフィードバックし、新たな決まりごとを作るサイクル。
SECIモデルの具体的なステップ
ステップ1: 共同化 (Socialization)
- 目的: 暗黙知からさらなる暗黙知を生み出す。
- 例: 職人が技術を弟子に伝えること。このステップでは、個人的な経験が暗黙知として共有されます。
ステップ2: 表出化 (Externalization)
- 目的: 暗黙知を形式知に変換する。
- プロセス: 共同化で得たノウハウを言葉や図で表現し、マニュアル化する。
- 重要性: 暗黙知を形式知にすることで、個人の知識を組織全体で共有し、活用することが可能になります。
ステップ3: 連結化 (Combination)
- 目的: 形式知と他の形式知を組み合わせて、新たな形式知を作り出す。
- 効果: 知識がより体系的になり、価値創出に貢献します。
ステップ4: 内面化 (Internalization)
- 目的: 形式知を再び暗黙知に変換する、または形式知の利用により新たな暗黙知を生み出す。