新規事業おじさんのつぶやき Vol.336 北海道電力、ニセコで植物工場 新規事業開拓急ぐ
(本稿は2024年に掲載したものの再掲です。)
以下の記事が目に留まりました。
北海道電力、ニセコで植物工場 新規事業開拓急ぐ
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOFC1244G0S4A110C2000000/
>北海道電力が新規事業の開拓を急いでいる。新興企業と組み、北海道倶知安町内でレタスやハーブなどを栽培する植物工場を運営し、2月にも出荷を始める。2023年11月には新組織を立ち上げており、道内の社会課題を自社の経営資源や他社のノウハウを組み合わせて解決する新事業の確立を目指す。
ほう。電力会社が植物工場ですか。
>全国首位の農業産出額を誇る北海道だが、人口減少や高齢化で農業従事者は年々減少し、作業効率の向上などが課題となっている。また豪雪地帯では冬は栽培・収穫が難しく、道内で消費される野菜も道外からの仕入れに多くを頼っているのが現状だ。
>倶知安町に設けた植物工場で、北海道電力はレタス栽培に取り組んでいる。主な販売先は朝食ビュッフェのサラダなどでレタスを多く使うニセコ地区の高級ホテルだ。「ニセコのホテルにとっては、冬のハイシーズンに地元の野菜が仕入れられないという課題があった」。北電で事業共創推進室副主幹を務める幾世橋歩氏はこう話す。
こんな課題があったのですね。地域に根づいた公益企業だから気づけた機会なのかもしれません。
>電力・ガス自由化に人口減少と事業環境が変化する中、都市ガス事業への進出などに取り組んできた北海道電力。泊原子力発電所(北海道泊村)の再稼働を前提とした、30年度までの経常利益目標を450億円以上に設定し、うち100億円程度を従来の電気事業以外で稼ぎ出す計画を立てる。ただエネルギー分野以外での新規事業の開拓は限定的だっただけに、事業共創推進室に求められる役割は大きい。
北海道電力自身の課題もあるわけですね。
>「北海道のポテンシャルを生かせる分野や、社会課題の解決に資する領域で力を発揮したい」。事業共創推進室の清水紀史室長はそう語る。
最後のくだりを目にして思うことがあります。
もともと、電力会社は電気の需要自体を作るために、電気鉄道(電鉄)事業に参入したと言われています。
地域に根ざした電力会社が創業期のスピリットを再び発揮するというのは自然なことなのかもしれません。

