新規事業おじさんのつぶやき Vol.401 新規事業に確実な成功を求めてしまう「本業の汚染」とは?
(本稿は2024年に掲載したものの再掲です。)
以下の記事が目に留まりました。
新規事業に確実な成功を求めてしまう「本業の汚染」とは? 新規事業家の守屋実氏に訊く
https://bizzine.jp/article/detail/10480
残念ながら、ありますねえ。
バブル時代に会社をつくったというのは、いい経験だったなと思っているんです。まず、資本主義社会において何か事をなそうと思ったら、株式会社でもNPOでもいいのでまず法人格を持って活動すると、かなりいろんなことができるんだ、ということを原体験として得られたんですね。
これは、私自身も起業してみて、そうだよなあと思います。
なぜ本業の汚染が起きてしまうのでしょうか。大企業の社長や経営層も、汚染させたいと思って汚染させているわけではないですよね。
なぜなのでしょう?
全く悪気なく、そもそも汚染していることに気づいていないんじゃないですかね。大企業ってなぜ大企業なのかと言うと、強靭な本業があるからだと思うんですよ。
そう。悪気なくなんです。
仮に、新規事業が全く本業と同じだったら「本業最適=新規事業最適」になるのですが、本業と新規事業がイコールではないという時点で、「本業最適=新規事業不適」なのです。 だから結果として、それは本業の汚染と言わざるを得ない。
そりゃそうだ。
今の大企業も、最初は新規事業だったわけですよね。それを大切にして大きく育てて、素晴らしい価値にしてきた。だからこそ日本にはいろんなものが溢れているし、僕らも今みたいな生活が当たり前にできている。その前提がある一方で、その価値がある種の「とらわれ」になってしまっていて、変わることに対する恐れがあるのかもしれません。
その通りだと思います。
本業では、答えがあるんですよね。長年蓄積してきた経験の積み上げの中に。だから、本業の感覚を引きずっていると、「答えを教えてください」となる。「早めに、確実な答えを教えてください」と。
でも、「いやいや、あなたが創業者なんだから、あなた自身が答えをつくっていくべきですよね」という話なんです。実際、僕もそうでしたしね。「自らごと」として立ち向かっていなかったから、全然ダメで、2回も空振りしちゃったんです。
そうなんです。正解を当てるのではないのです。答を作るのです。
このあともいろいろなことが語られています。興味の湧いた方は本文ウィお読みいただければと思います。
散々いろいろ言ってきましたが、僕の中の最終的な結論としては、「それでも僕は大企業を諦めない」なんですよね。すべての大企業が本業の汚染で朽ち果てているとは思っていないですし、大企業の中にも本業の汚染に負けない戦士は必ずいるでしょうし、そういう人たちと、頑張って頑張って頑張って、どうにかして道を切り拓いていきたい、と思っています。
「 それでも僕は大企業を諦めない」
私も同じ思いを持って、新規事業おじさん事業をやっています。

