新規事業おじさんのつぶやき Vol.325 大企業の新規事業創出。「小さく生んで、大きく育てる」という発想はもはや時代遅れである理由
(本稿は2024年に投稿したものの再掲です。)
以下の記事が目に留まりました。
大企業の新規事業創出。「小さく生んで、大きく育てる」という発想はもはや時代遅れである理由
https://dhbr.diamond.jp/articles/-/10235
>日本の大企業が本業として行っている事業の多くは、戦後まもない1950年前後にいっせいに立ち上がった。それから約70年が経ち、すでに耐用年数を超えてしまっている事業が数多くある。
私たちが忘れてはならないと思うこと。
現在の本業は、かつて、新規事業だった。すべての本業が新規事業だったのです。
そして、2つの失敗の型があるといいます。
>浅慮トップダウン型
>アイデア発想型
そして、以下のようにいっています。
>新規事業部門を設立した企業は、これら2つのどちらかの失敗を経験している。その経験が次につながるかといえば、答えは「NO」だ。人、物、金、時間といったリソースの無駄遣いをしたにすぎない。経営の柱となりうる、売上げ数千億円規模の事業は、こうしたやり方からは絶対に生まれない。
次につながらない。どうしたらよいのでしょうか。
>「小さく生んで、大きく育てる」という発想から、「大きく仕掛けなければ、大きな事業は生まれない」という発想への転換
>自社の強みからやみくもに新規事業を発想するのではなく、「社会課題から発想する」という転換
>「自社だけで新規事業を行う」という発想を捨て、業界を超えていくつもの企業と連携し、国や地方自治体も巻き込んで新規事業を創出する大胆さ
いろいろな方が同様のことを言っているものですね。
ですが、本当に実行するとなると、これが高く、厚い壁が立ちはだかる。
本当に難しいです。
そして、これは深いと思わせる事例が挙げられています。
前後のくだりも含めて、興味を持たれた方は本文をお読みいただければと思います。
>しかし、ごみ問題の解決策はほかにもあった。ドイツやスペインでは、光学分別機を使い、プラスチックごみをポリプロピレンとポリエチレンなどに分別。それぞれをリサイクル活用する企業が高い収益を上げるビジネスを成立させている。
>使われている光学分別機はドイツ製だが、分別技術は実は日本の技術だ。ただし、技術や機械があっても価格が高ければビジネスにならない。リサイクル活用する仕組みをデザインし、使用を促進するルールもいる。これら3つがセットになって初めてビジネスが成立する。
そして、もう一つ。
>しかし、その技術ありきで新規事業を発想してもうまくいかない。富士フイルムも、医療機器やヘルスケアといった社会課題の解決のために自社のどの技術が使えるかと考えた。社会課題の研究と自社の強みの整理は、新規事業開発の両輪であり、両方を常にやっておく必要がある。

