これまでwebの仕事に携わってきてわかってきた事を書き出そうと思う。

まず世の中に蔓延る所謂webマーケティングなんて言うものは存在しないものだと思っている。正しくはwebマーケティングという言葉から連想されるサービス提供は、多くの場合されていないということ。
多くのwebマーケティングやwebコンサルと名乗る集団はwebを使って売上を◯倍にするとかビジネスを加速させるとか、優秀な営業マンを作るとか聞こえの良いフレーズで言葉巧みに誘ってくる。
そしてそれは経験豊富なコンサルタントが専門的な知識と知見から的確なアドバイスと施策提案、実施、改善をしていきますと。
騙されてはいけない。殆どが嘘である。
実際は未経験で入ってきた若者(多くはコミュ障、または意識高い系になりたい低学力)が1週間でも真剣に勉強すれば、誰でもとれるGoogleのオンラインテストや妙な資格を提供している団体の妙なテストであたかも士業の資格者のような顔して薄い知識をひけらかすサービスである。
つまり、誰でもできるのである。
ただひとつ言えるのはこの誰でもできるwebマーケティングをやる時間がなければ、適切な費用で外注する事は意味のある事になると言える。
特別な資格や才能がなければできない事でも何でもなく誰でもできる簡単な仕事なのである。個人的には工場でのライン作業より楽で簡単な仕事だと思う。

webマーケターという詐欺師

実態はただの未経験で入ってきた若者(多くはコミュ障、または意識高い系になりたい低学力)である。そんな彼等がやる事などたかが知れている。
アナリティクスを設置してフォームを整理。ボタンを目立たせて会社概要をしっかり作る。大体これである。しかもこれはwebデザインやシステム構築の領域であって、彼等は特にする事が無い。彼等がやっている事はwebデザインとシステム構築に自分達の儲けをのせて、丁寧にカタカナの言葉で説明しているだけである。これを毎月のコンサルティングだと言う。
ちなみに原価率が20%なんて事も珍しく無い。簡単に言えば、安いモノを高く高級なモノに見せて売り付けるのが彼等の仕事である。
◯通系は特に酷いと聞く。制作会社からするととてつもなく安い予算と納期で発注がある。しかし売値を聞けば相場の倍以上する事も。
特にwebマーケティングやwebコンサルと名乗り、業務範囲を組織改革や商品開発まで携わるなんて事を言ってきたら要注意である。そもそもその商品が売れるのは様々な要因と市場の状況により決められるモノであって、一要因のweb領域から何とかなるモノではなく、ましてwebマーケターという詐欺師がどうこうできるモノではない。
彼等は素人である。素人が妙な団体の妙なセミナーで得た知識をそのまま受け売ってるだけである。もし、本当に組織改革や商品開発までのサービスを望むならば、それはwebマーケティングのサービスではない。

最適解は大体同じ

アナリティクスで分析だの解析だのしようとも、彼等が行うザルな3C分析などは、何の役にもたたない。この分析解析に3ヵ月程掛けて得られる結果は商品に問題がある。である。
確かにwebサイト改善によって売上が上がる事もあるが、それは相当頓珍漢な事をやっている場合や、サイトすら作っておらず、何にもやってない場合で、殆どは微増である。
申し込みボタンを常時表示、電話番号、住所、営業時間をヘッダーに、目に入り安い場所に記載する。
webサイト改善はwebサイト制作会社へ、web広告はリスティング業社へ、担当者がハンドルして管理すべきものであると考える。
求められているのはマーケティングであってwebマーケティングではない。
もはやwebマーケティングというものはwebマーケターと名乗る居もしない特殊な人材の特殊技能ではなく、ビジネスをする人間がお釣りの計算をするくらいの当たり前の技能であって、その時間すら他に充てるべきときに、アルバイト程度に任せる仕事だと思った方がが正解だと考える。
実際、広告手数料だと広告費用の20%、毎月のコンサルティングだと月一回数時間で20万、さらにwebサイトリニューアルだと300万だと平気な顔して請求してることもある。
無駄だ。
webサイトの原稿は社長が作る
結局はヒアリングと称して、担当者と打ち合わせを行うので全て考えることになる。
そして大体はテンプレートである。
ここでいうテンプレートとは色やカタチのテンプレートという意味ではなく、構成がテンプレートであると言うこと。
-商品の名前をしっかり
-社長の顔をだす
-会社情報を詳しく
-商品の特徴
-商品のベネフィット
-etc
この辺りを配置する。こんなことは誰でも知ってる事だし、ちょっと調べりゃ出てくる事であり、直接web制作会社を利用する方が予算もかからず、制作できる。
その商品の特性、優位性は社長、開発者が一番理解しているはずであり、理解していなくてはいけない。webサイトにはここがしっかりと明記されなくてはならない。
どこに何を書くのか?をしっかり説明してくれるweb制作会社を見つけよう。
一気通貫とかワンストップなどのセリフがでてきたら疑おう。
彼等ができる事は限られている。
過剰な期待と報酬は意味を持たない。