ダイエット時に

「カロリーを制限しなきゃ」

「運動してカロリーを消費しなきゃ」

とほとんどの人が考えますよね。
でも… 一旦、考えるのをやめましょう。

「カロリー」は
グラム当たりの熱量で表されています。
kcal/gですね。

            【三大栄養素のカロリーは?】

三大栄養素である、
炭水化物・タンパク質・脂質

それぞれ1g当たりに発生させる熱量は、以下の通りです。

Atwaterの換算係数

脂質     9.4kcal/g 95% 9kcal/g
タンパク質 5.7kcal/g 92% 4kcal/g
炭水化物   4.1kcal/g 97% 4kcal/g
単純に、カロリーだけで考えたとすると、
脂質はたんぱく質・炭水化物の2倍以上ある!!

そのイメージからも、名前からも、
「脂質を摂ると太りやすい」
となってしまっています。

でも、違うんです…
「カロリーが高いから、太るわけではない」
それが真実です。

      【カロリーが高いから太るという訳ではない】
例えば、

オリーブオイルは1g当たり1gの脂質があるので、10g食べると10✖︎9=90kcal
砂糖は1g当たり約1gの炭水化物なので、10g食べると10✖︎4=40kcal
カロリーでいうと、オリーブオイルの方が高い計算になります。

ただ、太るのは砂糖ですよね!?

体重をコントロールする時に気をつけなくてはいけないのはカロリーではありません。
三大栄養素で考えると、圧倒的に「炭水化物」です。

それは、

炭水化物= 糖質 + 食物繊維 
だからです

糖質を摂ると太るというのは、誰でも知っていますよね?
それを逆手に取っているのが、「栄養成分表示」

     【栄養成分表示をしっかりみよう】

「炭水化物」という表記に誤魔化されないようにしましょう。

栄養成分表示は、
炭水化物を「炭水化物」と表示していることがほとんどです。

しかし、
炭水化物= 糖質 + 食物繊維 
でしたよね?

実際は分けて表示しないと、

どのくらい太りやすいのか?

ということはわかりません。

また、次回以降にお伝えしますが、
糖質 と 食物繊維 では全く作用が違います。
真逆と言ってもいいくらいです。

怖いのは、ナッツ類などで糖質を減らしているような商品は、
しっかりと分けて書かれているところですね…

今回のまとめ
ダイエットをするにあたり、カロリー計算は必要なし
糖質の量をしっかり見極めることが必要
炭水化物 = 糖質 + 食物繊維
「炭水化物」だけの表記に惑わされないようにしましょう