以下の記事が目に留まりました。

【東芝×キャディ】製造業が「サービス化」を遂げるために必要な思考変革とは
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東芝 島田社長の言葉から、これは!と思うものをピックアップしてみました。

そのためには、我々が製品を販売するお客さまだけでなく、お客さまのお客さまである最終的なエンドユーザーに直接会い、どのような困りごとや要望があるのかまで知らなければいけません。顧客ヒアリングの大切さを徹底的に拡散・浸透させようと努めてきました。

--> 「顧客の顧客」という用語を私が初めて耳にしたのは21年前のことでした。そして、今日、これをきちんとスコープに入れている組織は決して多くないと感じざるを得ません。それゆえ、これを言い続けていくことに意味があるのだと思います。特に、新規事業開発において、「顧客の顧客」を常に念頭に置いておかなくてはならないということを付記します。

また、私が東芝の課題として挙げている「内部・外部硬直性」に関連しますが、どうしても大きな組織では、それぞれの部署の役割がサイロ化して柔軟性が失われ、「本当にお客さまが求めているものは何なのか」が見えづらくなりがちです。

--> これは東芝に限ったことではなくて、多くの組織が抱えている問題だと思います。
では、新規事業君、新規事業さんたちの課題として、どのような出現の仕方をするのか?を述べましょう。仕方のないことなのですが、自分たちのサバイバルが第一なので、サイロの中で、どう生き残るかに意識が行きがちになります。結果として、「本当にお客さまが求めているものは何なのか」を見失ってしまい、あらぬ方向に向かってしまうという形で出てくることが往々にしてあります。やはり、「本当にお客さまが求めているものは何なのか」に立ち返るということを習慣づけることが必要だということです。

自分たちでアセットを持っていれば、データの取得も容易ですしね。一方で、このようにOPEXにビジネスをシフトしていく際に考えなければいけないのが、どこまで自前でアセットを持つのか、という点です。私の考えとしては、アセットはなるべく最小限で、リカーリングとなるOPEXを付与する。このようなビジネスモデルこそ、製造業の未来だと考えています。

--> これは製造業に限らず、本当に悩ましい問題です。自分たちが存在意義を発揮し、強みを体現するために必要なものは何か?という自己認識ができていないと、最小限保有するアセットは何か?を定義できないのですね。

(本稿は2023年に投稿したものの再掲です。)画像のタイトルを入れてください