(本稿は2024年に掲載したものの再掲です。)

以下の記事が目に留まりました。

「戦略なき戦略」の先にある、次の「ヤマハ」の具体像を描く
https://diamond.jp/articles/-/340472

>まだリサーチ段階なので規模は小さいですが、結構アクティブ率の高い熱々のコミュニティができているんですよ。<PAS>の「子ども乗せモデル」のユーザーの中には、「子どもが卒園しても<PAS>は絶対に捨てない。雨の日も風の日も寄り添ってくれた戦友だから」みたいなことを言う、めっちゃ熱い人が多くて。

なるほど。熱いユーザーを集めたコミュニティを作って、何をしようとしているのでしょうか。

>PASに自分の一部が憑依しているというか。オートバイもそうですが、自転車って雨風や暑さ寒さの影響をもろに受けます。でも、幼稚園には毎日行かないといけない。苦難があるからこそ燃える、という側面もあるのかもしれません。こういう本音のコミュニティから、これからの提供すべき価値が見えてくる可能性があると思っています。

本音のコミュニティ。これがポイントのようですね。

>Airbnbが強いのは、単なるユーザーの集まりじゃなくて、コミュニティ内でソーシャルグッドな価値観が共有されているからです。私たちでも、価値観を共有して価値を共創していけるコミュニティがつくれたら、音楽、モーターに続くコアバリューが生まれるのではないかと思っています。個人的にはそれを「サードヤマハ」と呼びたい。特にEV(電気自動車)のような新しい領域の製品では、「売った後」のサービスまで入れ込んだビジネスモデルのプロトタイプが必要だと思っています。

「売った後」。これは以前から言われている論点ですが、なかなか、できていない会社が多いですよね。

>23年のジャパンモビリティショーには、楽器のヤマハと共同でブースを出しました。ヤマハ発動機は「鍛錬の娯楽化」、ヤマハは「人生の伴侶」というテーマをそれぞれ立てたんですが、つなげると「鍛錬を娯楽化し、人生の伴侶になるモノやコトを提供する」というヤマハブランドに共通するコンセプトになります。このプロセスにできるだけ寄り添いたい。

ブランドコンセプトに対する深い洞察があるのですね。

>今後は動力だけじゃなく、AIやロボティクス、HMI(ヒューマン・マシン・インターフェース)のようなテクノロジーでアシストして、「ハマる仕組み」を作ってあげるというアプローチもあり得ます。

「ハマる仕組み」ですか。

>私は開発を26年、事業を6年経験したんですが、開発ではロジカルなテクノロジー脳が鍛えられたし、事業では状況をジャッジするビジネス脳が鍛えられました。それに対して、デザイナー脳は感じて楽しまなきゃいけない。もっと言うと、楽しむだけじゃなくて「勝手な使命感」で行動してほしい。熱が欲しい。

勝手な使命感と熱ですか。

画像のタイトルを入れてください