新規事業おじさんのつぶやき Vol.282 現場が「点」で始めた事業を「線や面」に変えるのが経営の仕事
以下の記事が目に留まりました。
現場が「点」で始めた事業を「線や面」に変えるのが経営の仕事
ソニーグループ副社長が語る、事業規模を拡大する秘訣
https://logmi.jp/business/articles/329503
「失敗はしましたが、こういった学びがありました。これを持って今回はこういうかたちでピボットして使います」と、なんらかの経験値としてフィードバックできる範囲の予算感でやっていくと。
会社として明確なポリシーを示して実行しているところが素晴らしいですね。
あと僕ら経営層の仕事としては、ボトムアップを起点にしたアイデアを、いかにつないで線にして面にするか。先ほどのようにモビリティで配車事業もやっていますが、エンタテインメントのベニューのオペレーションもやっています。
ベニューのエンタテインメントを掛け合わせることで、バーチャルのロケーションベース・エンタテインメントを作っていくと、事業規模が拡大してくる。つまり点と点をどうやってつなげていくかが、我々の仕事になります。
経営がここまで言い切るソニー。
おそるべしです。
どんな場合でも7割本命で、3割はハイリスクじゃないですかね。ハイリスクのところをいかにうまくマネージしていくかは、別にソニーだけではなく、どんな事業をやっていても同じだと思うんですよね。
そこの規律の持ち方と振り返りの仕方、ピボットの考え方、ゲートの持ち方。それをどうやってイグジットするかなど、JVを含めて伴走していくのが、若い人たちの提案をさらに後押しする力になると思います。
ここまで言われると、参りましたしかないですね。
上げさせてあげないといけないんですけど、ロケットにはうちのカメラがついていて、衛星の角度を自由に調整しながら写真を撮るという、まったくお金の臭いがしないプロジェクトなんです(笑)。
でもそれをどうやって点でつないで、線にしていくかを考えておかないと、最初からできないじゃないですか。
も〜、参りました以外、出てきません。
これ以上は本文をお読みください。
(本稿は2023年に投稿したものの再掲です。)

