新規事業おじさんのつぶやき Vol.238 ゼロイチで創出された新規事業を「1から10」へ、アクセラレーターの魅力とは
以下の記事が目に留まりました。
ゼロイチで創出された新規事業を「1から10」へ、アクセラレーターの魅力とは
https://president.jp/articles/-/66995
本稿に登場する金子さんは、私が第一の人生を34年過ごした会社にいた時から存じ上げている方で、興味深く読みました。
>ところが僕は、すぐに「また何か新しいことをやりたい」と感じてしまう人間で、「支援する側に回れば、常に色んな新規事業に携われるだろう」と考え、AlphaDriveに転職しました。
私は定年さんの崖が間近に迫ってから、金子さんのような発想をするようになりましたが、いや~、ダイナミックな方ですね。
>AlphaDrive創業者の麻生要一が、本気で「新規事業開発を通じて日本を元気にしたい、それがAlphaDriveならできる」という気持ちでやっていることが伝わってきたからです。
新規事業おじさんの目指すところも同じです。
>事業をちゃんと成功させようと思ったら、人を育てなければ始まりません。そのためには、僕たちが全部やりますみたいなスタンスではだめで、走り方は教えますが、自分たちで走ってもらう必要があります。支援をする場合も、まずはメンタリング伴走をしながらクライアントチームが置かれた状況を確認し、必要と判断した支援を選定して提供していくというスタイルです。
このアプロ―チは本当に重要だと思います。結局、「人」が勝負なのです。
>あるいは「まずは顧客に聞こう」という姿勢は新規事業の基本ですが、実際にはなかなかできていないものです。多くの顧客と会うことで見込み市場全体を見通すことができ、難しい判断を迫られたときにも、全体の情勢を踏まえた上で自信を持ってどう対応するか決断できます。
私もこれに賛同します。
私自身が担当している新規事業プロジェクトでは、昨年8月~10月、160社の問い合わせページからアクセスして、60社とお話ができました。
あの頃は、一体、自分は何をやっているのか???...と、心が折れそうになり、自己嫌悪に陥ったものでした。
それから1年経った今はどうか?
いよいよ、マーケットが動きだしたところで、色々なプレイヤーの動きが目に入るのですが、ほぼほぼ、ああ、この会社ね...と反応できるのです。
これは、不安解消に大きな効果をもたらしてくれています。
1年前にやったことは「不安を先食い」していたのだなと思うのであります。
>アクセラレーションフェーズのリードコンサルタントになるにはやはり事業立ち上げ経験が重要なので、責任を持って事業開発をやってきた人が第一候補です。だいたいみんな同じところで壁にぶつかるので、メンター自身に経験があると、「自分はここでこういう失敗をしたから、これはしない方がいい」といった、教科書には載っていないアドバイスができます。
これは本当にその通りです。私自身の実体験からも強く感じることです。
>新規事業は頻繁にいろいろな壁にぶつかります。そこで諦めてしまっても、別に誰からも文句は言われません。言い訳しようと思えばいくらでもできます。しかし、言い訳せずに全ての壁を乗り越えた先に、事業の成功はあります。「どんな手を使っても支援している事業を成功させてやる」というような、気概がある人に来てほしいと思っています。
行き着くところはこれですね。これ以上、言うことはありません。
(本稿は2023年に投稿したものの再掲です。)

