新規事業おじさんのつぶやき Vol.203 新規事業開発の際、解決すべき課題を定義する手法とは
以下の記事が目に留まりました。
新規事業開発の際、解決すべき課題を定義する手法とは
https://business.nikkei.com/atcl/gen/19/00443/052900027/
課題を定義する手法...これも難しいのです。本当に難しい。何年経っても難しい。
そんなことから、どんな手法が述べられているのか、見ていくことにします。
>新規事業開発において、鋭い洞察力を発揮して課題を発見する「Insight」を追求するには、課題を深く掘り続け、構造化することもポイントの1つです。表面的な課題で満足せずに、
具体的には何が課題なのか?
どのような場面で発生している課題なのか?
なぜそのような課題が発生しているのか?
なぜ既存の製品やサービスでは解決していないのか?
現状はその課題に対してどのように対処しようとしているのか?(それ とも諦めているのか?)
といった観点で深掘りすることで、課題が発生する根源となっている真の要因=深い課題の発見につなげていきます。
真の要因に迫れということはずっと言われてきました。私自身も、まだ、新規事業野郎だった頃は言葉面をわかっているだけで、実は何もわかっていなかったと反省させられます。ようやく、最近でしょうか。わかっていないということがわかるようになってきたなと思えるようになったのは。
>この、「多角的な洞察」と「深掘りによる構造化」によって、課題を発見し、課題についての仮説を構築することが、このInsightのプロセスにおいて目指す状態となります。
「多角的な洞察」と「深掘りによる構造化」によって、課題を発見し...と書かれていますが、本文で紹介されている事例などを参考にしていただければと思います。
>では、新規事業開発の際に解決すべき、質が高い課題の定義とはどのように考えるべきでしょうか。筆者は以下の4つの観点で課題を評価・検証すべきだと考えています。
Define(1)課題の広さ=同様の課題を抱える人や企業が世の中にどの程度いるのか
Define(2)課題の発生頻度=どの程度の頻度で課題が発生するのか
Define(3)課題の深さ/深刻さ=どの程度困っているか、悩んでいるか
Define(4)課題の発生構造=課題は一過性のものではなく構造的に存在し拡大を続けるか
これらについて、本文に詳細に書かれていますので、そちらをご覧いただければと思います。
(本稿は2023年に投稿したものの再掲です。)

