以下の記事が目に留まりました。

新規事業開発の成功戦略:事業部とコーポレート研究の最適なバランスとは?
https://mbp-japan.com/kanagawa/fujii-tech/column/5147945/

事業部とコーポレート研究の間で求められるものの違いが端的に触れられています。

大きく分けるとこの通りと言ってよいでしょうというものですが、実際には、どちらかに明確に寄るものではなく、その中でのバランスのとり方があることは言うまでもありません。

>短期視点 vs 長期視点
事業部研究:短期的な成果を目指し、1~3年以内の市場投入を目指しています。
コーポレート研究:長期的な視点で進められ、5年後くらいの商品化を目指すことが一般的です。

>報告するべき相手
事業部研究:主に事業部のリーダーや関連する開発チームに報告が行われます。
コーポレート研究:全社規模での研究なので、経営陣や戦略企画部門に報告が行われることが多いです。

>マーケティングの視点
事業部研究:現在の市場のニーズに直結した研究が行われます。
コーポレート研究:将来の市場ニーズを予測し、先行研究が進められます。
>求められる研究者の資質
事業部研究:市場の動向をキャッチし、すぐに反映できるようなスキルが求められます。
コーポレート研究:新しい技術や視点を持ち、独自の研究を進められる人が求められます。

いかがでしょうか。

上記は「研究」部門についての分類ですが、新規事業開発では、両者のブレンドをいかにうまくマネージするかが求められることに気づかれたでしょうか。

(本稿は2023年に投稿したものの再掲です。)画像のタイトルを入れてください