以下の記事が目に留まりました。

DXによる「新たな価値創造」のカギは? 10か条で学ぶ新規事業立ち上げ時のポイント【前編】
https://www.macnica.co.jp/business/ai/blog/143905/

マクニカは独立系半導体商社として日本国内最大手という会社ですが、伝統的な半導体製品のトレードに留まらず、自社で新たなソリューションをプロデュースすることでダイナミックに変化を遂げ続けている会社というイメージを持っています。

>弊社ではこの新規事業創出を、3つの“型”に分類しました。
>新規事業・イノベーション創出の分類
イノベーションは、対象とする顧客とその領域によってコア適用型、ゼロスタート型、業務拡張型の3つの型に分ける事ができます。
>昨今では、既存顧客と共に行う「業務拡張型」もよく見られます。しかし弊社では比較的取り組みやすく、かつ効果の出やすい方法として、「業務改善」からスタートし、その後「コア適用型」への進出を行う「コアシフト」が重要だと考えています。

ここで言っていることは何でしょうか?

私が着目した点は「自社がコントロールできることを出発点にしていること」です。

新規事業君、新規事業さんの相談を受ける際、この点を意識して、お話していることを再認識させられました。

そして、具体的なお客様の事例を2件紹介しています。

>SOMPOリスクマネジメント様は既存業務のケイパビリティを活かしつつ、今までタッチができていなかった工場や物流拠点に対してのサービス展開が実現しました。またコイワイ様は自社での見積業務効率化を行い、かつ新規顧客開拓の際に有利にはたらくであろう、3Dデータの検索という汎用性の高いシステムの導入を行うことができました。

>DXにおいてはAI・センサー・クラウドといった技術を使いこなすことも肝要ではありますが、このように自社における「とれ高」を生み出し、それを新しい顧客に価値として表現する、つまり「技術よりも成功体験を使う」ことが王道パターンだと考えられます。

いかがでしょうか。

「技術よりも成功体験を使う」

なんか、かっこいいですね。

(本稿は2023年に投稿したものの再掲です。)画像のタイトルを入れてください