新規事業おじさんのつぶやき Vol.72 現役バリバリ世代の方々を支援する方法 の妄想? 思考実験?
先日、若手~中堅クラスの現役バリバリ世代で、「目先の成果を出していく」ことと新ビジネス開発のバランスを取ることに悩んでいる方のお話をうかがいました。
その際、私から申し上げたことを一般向けに編集したものが今日のネタです。
若手~中堅クラスの現役バリバリ世代の方々にとって、「目先の成果を出していく」ことということを大事にするのは必要なことです。
現行ビジネスをしっかり回して、成果を上げる「型」を習得して、極めるというステップが先にあるべきだと思います。
私も、最初の15年はそうでした。その15年の中で、徐々に、新しいことに寄っていった結果、15年を過ぎたところで、新規事業野郎に転身しました。
とはいうものの、15年も待たなくてはいけないのか?それも違うという気がしています。
ここからが「妄想」?はたまた、「思考実験」?というものになります。
若手~中堅クラスの現役バリバリ世代の方々がやりたいけど、手が回りきらない、経験知が足りなくて苦労している新規ビジネス開発を専門に手伝ってくれる熟練者が同じところにいたら、どうしますか?
その熟練者が外を飛び回って、ネタを見つけてくる。現役バリバリ世代の方々と一緒に飛び回る。その中から案件化が見えてきたものは、現役バリバリ世代の方々が実務を次のステージに進める。
その熟練者が単に個人のフットワークと生来の勘と経験知で飛び回るのではなく、市場調査・分析~新規参入仮説まで立てて、実際に動くところまで、一緒に動いてくれる人だったら、どうでしょうか?
その熟練者がそれらをやりっぱなし、言いっぱなしではなく、ドキュメント化して、プレゼン資料にもまとめ上げていくといったことまで、一緒に取り組んでくれる人だったら、どうでしょうか?
本当に、こういう人がいたら、現役バリバリ世代の方々はどうされるのかな?組織として、どうされるのかな?
本当に、こういう人がいて、一緒に3年間働いたら、その人がいない場合と比較して、3年後の個人と組織に違いは出るのかな?
以上、あくまで、「妄想」?はたまた「思考実験」?という話です。
こんな人が本当にいるのか?という問題もあります。だから、「妄想」?はたまた「思考実験」?という話なのですが。
(本稿は2023年に投稿したものの再掲です。)