新規事業おじさんのつぶやき Vol.283 デジタル×新規事業で世界に飛躍 SMBCグループ
以下の記事が目に留まりました。
デジタル×新規事業で世界に飛躍 SMBCグループ
https://www.projectdesign.jp/articles/dc69f5c9-eef7-470a-a88c-b032feccdb77
「これまでの金融事業者は、お客様よりも情報を持っているという『情報の非対称性』で商売をしてきました。しかし、デジタル化ですべての法人・個人がつながることで、情報の非対称性はどんどん薄れています。
これは金融に限ったことではなく、あらゆる業界で起こっていることですね。
それゆえ、私たちはデジタルが持つ様々なものを超えていく力と結び付けていく力(Beyond & Connect)により、業態・企業・地域等の壁を超えて多様な企業やサービスとつながることが重要だと考え、お客様の利便性の向上を図るとともに、将来のSMBCグループの礎となるビジネスの創出にチャレンジすることにしたのです」
金融業界では、多くの企業がこの方向を目指していますが、SMBCグループはどういう取り組みをしているのでしょうか。
Beyond & Connectに基づく新たなデジタルサービスについて、磯和氏は金融事業と非金融事業に分けた上でそれぞれ2つの事例を紹介した。
ここでは非金融事業に注目してみます。
デジタルを通じた非金融事業の例としては、ベンチャー企業の弁護士ドットコムとの連携によって実現した電子契約サービス「SMBCクラウドサイン」が挙げられる。
また、企業の脱炭素経営実現に向けたソリューションとして、デジタル技術を活用した温室効果ガスの排出量算定ツール「Sustana」を自社で開発・リリースするなど、デジタルを活用した社会課題の解決にも取り組んでいる。
非金融事業なのですが、金融との掛け算が効いてきそうな領域であることに気づきませんか。
多くの事業化に成功してきたSMBCグループだが、「小さなプロジェクトを複数立ち上げ、成功の兆しが見えてきたものだけを大きく育ててきたため、実はその裏には数え切れないほどの失敗があります」と磯和氏は語り、こう続ける。
減点主義と言われる銀行、それもメガバンクグループでこういうことをやっているにはすごいことですね。
あの業界は保守的だからなどと一括り似していると足下をすくわれかねないという危機感を持ちたいものです。
『Jenius Bank』という銀行名は、『Genius』の頭文字に遊びを加えて変化させているのですが、あえてミススペルとすることで、記憶に残りやすい名称にしています。
これ、本当にメガバンクのお話ですか?と驚かされますね。
(本稿は2023年に投稿したものの再掲です。)

