新規事業おじさんのつぶやき Vol.285 新規事業で日本企業が陥る、5つのワーストプラクティス
以下の記事が目に留まりました。
新規事業で日本企業が陥る、5つのワーストプラクティス
https://techblitz.com/stanford_kushida_njs01/
なかなか物騒なタイトルですが、見ていくとしましょう。
>ただ、会社組織の大半の人は規模の大きい既存事業に属していて、新規事業は規模が小さい。大規模な設備投資などを伴う大企業の観点でいう「新しいことをやる」と、失敗を積み重ねながら成功への道筋を見出していく新規事業の「新しいことをやる」は根本的にフレーミングが違います。
これは言うまでもないことですよね。
>新規事業は未知の領域にチャレンジするという既存事業と全く異なる軸を持っていて、うまくいかないことがほとんどだというメンタルモデルがまず必要です。そしてうまくいかないのは「失敗」ではなく「ラーニング」の機会で、具体的に何がどういう力学でうまくいかなかったのかを検証できる大事な機会です。
これは繰り返しお伝えしていきたいことです。
新規事業君、新規事業さんの心得と言えましょう。
>組織の話になりますが、新規事業に携わる「新規事業部」や「オープンイノベーション部」というのは、孤立して本体のリソースが使いにくかったり、あるいは十分に使わせてくれなかったりする。
新規事業君、新規事業さんはこれに立ち向かう覚悟がありますか?ということを私は常に問いかけます。(面と向かって、どうなのよ?ときくことはしませんが、常に観察しています。)
>5つのワーストプラクティス
・新規事業のビジョンがない
・組織内で新規事業部が孤立し、本体のリソースが使いにくい
・既存事業部のKPIを押し付ける
・トップのコミットメント不足
・「やらない場合」の機会損失を測っていない
最後になりましたが、5つのワーストプラクティスをピックアップしました。
新規事業君、新規事業さんに質問です。
これら5つのワーストプラクティスに立ち向かう覚悟はありますか?
「あります」というあなた。
いろいろありますが、苦しみを分かち合い、語り合いながら、進んでいきましょう。
「あります」と言いたいのだけど…自分にできるのか?というあなた。
多くの人々はこのように思うはずです。新規事業君、新規事業さんでもです。
あなた一人で新規事業に取り組むわけではない。
世の中には、同じ苦労に立ち向かっている人々がいる。
その上で、この言葉をつぶやいてみてください。
できないことはみんなでやろう。
(本稿は2023年に投稿したものの再掲です。)

