この連載をご覧いただいている方は戦略立案プロセスなるものを一通り勉強されている方がほとんどだと思います。

内部環境分析、外部環境分析 --> 市場セグメンテーション --> ターゲティング ~~~ という「あれ」です。

先日、新規事業君、新規事業さんの相談をお受けしていて思ったのですが、そんなにきれいに順番通りの手順で進められるケースって、こと、新規事業開発において、どれだけあるのだろうか?という疑問が湧いてきました。

このことが浮かんだ時、私に相談に来ていた新規事業君、新規事業さんたちは自分たちが情報にアクセスできる、自分たちの考えが回るところから、とにかく、手をつけた内容を私に説明しているのだなと気づきました。

同時に、あるべきプロセスから見ると、ちょっと、順番が違わないかい?と思うところもありました。

ですが、そんな順番の違いを指摘して、何の意味があるのだろう?とも、思いました。

まず、自分たちが情報にアクセスできて、自分たちの考えが回るところから、形にしてみるというところから始めてよいのではないか。

その上で、足りないところを埋めていくために、あるべきプロセスなるものを参照して、強化していくというプロセスでよいのではないか。

これまでの私自身の経験をふり返っても、確かにそうだなと思いました。

(本稿は2023年に投稿したものの再掲です。)画像のタイトルを入れてください