以下の記事が目に留まりました。
新規事業を収益化するには?「リブ・コンサルティング」関厳社長に聞く
https://maonline.jp/articles/libconsulting_interview20230116
リブ・コンサルティング様は自動車業界のコンサルティングをやっている会社という印象が強かったのですが、新規事業の収益化を手助けする事業を立ち上げたというので、読んでみました。
以下、これは!と思ったくだりをピックアップします。
>日本企業の強みは品質や計画力、改善などであり、これは、すでにあるものを磨き上げていくことを指しており、新しいモノを生みだすことを日本企業は苦手にしている。この部分を外部からどのように補うかが問われている。
→ 私もこの通りだと思っています。一方、「外部からどのように補うか」ということの経験知が足りない組織が多いようにも感じます。
>事業を作る時に社内を見るのか、社外の顧客を見るのかは大きな違いだ。大企業では社内で企画が承認されるかどうかは大きな問題になる。最終的にビジネスは売れなければだめで、社内を考えるのは後でいいのだが、ここのマインドチェンジが起きづらい。
>大きな組織には多くの条件がある。大企業向けの事業開発のコンサルティングにおいて重要視していることは「大企業ならではの力学理解」に共感しつつも、その中でいかに成果を上げるためのレールを敷いてあげるかということ。新規事業をやろうとすると、「既存の事業とぶつかる」「顧客は紹介しません」など制約条件が多く発生する。ルールの中で戦うことは前提にありつつも、やってはいけないことや組織的なルールを減らして勝負させてあげないと成功は難しいだろう。
>まずは新規事業を収益化するのは、そんなに簡単なものではないと考えておかなければならない。ただでさえ、ゼロからイチを作るのが難しいのに、そこに社内の承認だとか、いろんなハードルを課したら、ただでさえ当たらないものがもっと当たらなくなる。
→ これは新規事業担当者の努力だけではどうにもなりません。マネジメント層が対応しなくてはならない課題ですね。
組織として、組織人として、新規事業を立ち上げていくことは苦労が絶えません。特に、精神面の苦労が絶えません。
それを何とかするための支援をする事業を行う会社が存在する。なかなか興味深いと思いました。
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