以下の記事が目に留まりました。

「社内起業の99%は同じ失敗」30年で50案件に参画“新規事業のプロ”が断じる原因とは
https://diamond.jp/articles/-/326107

まずは、筆者の上司が語ったことというのが目に留まりました。
私もその通りだなあと常々思うことが語られています。
そして、第二の人生は「新規事業おじさん」としてやっていこうと思うに至ったものであります。

>「わが国には、経理のプロや法務のプロはいる。弁護士が弁護がうまいのは、弁護ばかりやっているからだ。ひるがえって、わが国の新規事業をみると、うまくいくとその事業の責任者になってしまい、片や、2回くらい失敗すると二度とアサイン(任命)されなくなる。だからわが国の新規事業はすべからく初めての人間、素人がやっていて、同じ間違いが繰り返されている。こんな非効率ではダメだ。その非効率から脱して再現性をもつために、君には延々と新規事業を担ってもらう」。

そして、(既存)企業が新規事業を成功させる確率の方が高いというお話にも説得力があります。

>つまり新規事業は失敗が当たり前で、1つの事業を生み出すためには数を試すのが重要だという点で、フルタイムで働く優秀な人材がいて、数十年にわたり商いをしてきた信用とネットワークがあって、本業からキャッシュフローが生まれているのだから、企業はゼロからすべてを始める独立起業に比べて、新規事業を生み出せる確率が高い。

なるほど、このたとえ話は使えると思ったのが以下のくだり。

>たとえるならば、本業はその企業が創業来、この道何十年とやってきている熟練の事業構造、組織体制で、すべてが「大人」。一方、新規事業は生まれたばかり、もしくは生まれる前の「赤ん坊」で、未成熟で不確実性の塊のようなものである。

そして、失敗を回避する型は確かにあると思います。

>新規事業の型というのは、「こうすれば必ず失敗する」という要素を回避するための正しいフォームのようなもので、このフォームに則(のっと)ることで新規事業成功の再現性は格段に上がるというのが、私の結論のひとつである。

ただ、失敗を回避する型なるものが存在するのに、それを無視してしまう組織が後を絶たないという現実があります。

こういったところに、新規事業おじさんはどのように関わって行けるのか?を課題として考えています。

(本稿は2023年に投稿したものの再掲です。)画像のタイトルを入れてください