(本稿は2024年に掲載したものの再掲です。)

以下の記事が目に留まりました。

トヨタはベンチャー?トヨタが取り組む新事業開発とは
https://toyotatimes.jp/series/new_business/001.html

>トヨタ自動車と聞くと、「大企業」のイメージを多くの人が持つだろう。
しかし、トヨタ自動車の出発点は豊田自動織機製作所から独立した豊田喜一郎のベンチャービジネスだった。
実は、トヨタグループの多くの企業*も、元々は喜一郎が日本に自動車産業をおこそうと立ち上げたコーポレートベンチャーだ。

どんな巨大企業も創業当初はベンチャーだったわけですが、こうやって、改めて言われないと気づかないものではないでしょうか。

>現在、売上や利益のほとんどを自動車事業で稼ぎ出すトヨタだが、今もベンチャーのチャレンジ精神を受け継いで、新事業に挑戦する社員たちがいる。

これだけの巨大組織に置いて、新事業に挑戦する社員を、あえて、オウンドメディアで紹介するところが素晴らしいですね。

>「(トヨタグループの礎を築いた)豊田佐吉は自動織機を発明しました。そこには、夜なべして大変な思いで布を織っていた母親を楽にしてあげたいという思いがあったと言います。(その子である)豊田喜一郎は日本に自動車工業をつくらねばならないと立ち上がりました。『誰かのために』『お国のために』にというDNAが継承されて、今の私たちの事業があります」

こうした創業者のエピソードが語り継がれるところも学びたいポイントですね。

>トヨタに事業開発を専門とする部署ができたのは1989年。起業家制度も立ち上がり、「自動車以外の事業」を確立しようと、さまざまな事業が誕生した。

1989年から事業開発を専門とする部署を作っていたとは…トヨタにはかないませんなあと思わされます。

>しかし、本業との連携が希薄で、本来、トヨタが持つ強みを生かしきれないという課題があった。
また、社内のさまざまな部門がそれぞれの強みを生かして事業を立ち上げても、それを発展させるためのノウハウもなかった。
結果として、やりたいことが先行し、机上の仮説や上位指示を頼りに大きな投資判断をして、後戻りができなくなることも。

多くの会社が陥るわなにトヨタもかかったということなのですね。

>こうした反省から、事業を見る事業開発本部と、技術を見る先進技術開発カンパニーがともに立ち上げたのが、BE creationという新事業を生み出すための仕組みだ。

どういった仕組みなのでしょうか。

>BE creationでは、事業の成功確率を高めると同時に、ムダな投資を抑制するため、アイデアの創出からゴールとなる事業化まで細かく7つのステージを用意。
各ステージでは、社内外の有識者が事業案への投資・撤退を判断し、検証項目についてのフィードバックも行う。

7つのステージに興味の湧いた方は本文をお読みいただければと思います。

そして、仕組みやスキル以上に大切なものを指摘されています。

>「最初に本人の “WILL” (想い)”があり、それが本当に世の中のため、人のためになるのかから始まります。ステージが上がるほど、トヨタとしてやるべき戦略合理性があるかを議論していきますが、結局はプロジェクトオーナーのWILLがどれだけ強いかが重要になってくるのです」

その通りですね。WILLなくしては、ことを成すことはできませんからね。

>「トヨタを失敗できない会社にしてはいけない」。この危機感は、経営陣も強く持っており、毎年のように労使協議会のテーマとなっている。

これって、すごいことだと思いませんか。

そして、豊田会長が従業員に常々伝えているメッセージが紹介されています。

>「企業経営には、過去・現在・未来がある。過去があるから今がある。今、やっているから、未来の世界は変わる。仕事でも、過去の問題に対応しているチームもあれば、現在、稼ぎをあげているチームもある。未来の研究開発をやっているチームもある。大事なのは、それぞれが『ありがとう』と言い合える関係をつくること。お互いがお互いに助け合う感覚になったとき、企業は非常に強いものになっていく」
>「ありがとうと言い合える関係」を築き、良い循環を生み出していく。トヨタが目指す本業と新事業の在り方が表れている。

今日はここまでとします。

できないことはみんなでやろう。

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