以下の記事が目に留まりました。

大企業がスタートアップへの投資で期待する「戦略シナジー」とは──既存事業と新規事業における14の狙い
https://bizzine.jp/article/detail/9232?cx_testId=163&cx_testVariant=cx_3&cx_artPos=0#cxrecs_s

> 一方、戦略シナジーにはこうした明確な基準や指標がありません。金融業が本業である企業を除き、多くの事業会社はCVCを立ち上げたとしても、投資を本業にしたいわけではなく、大なり小なりCVC活動に対して投資利益には現れない間接的・将来的な貢献を期待しています。

なるほど。戦略シナジーには間接的・将来的な貢献を期待するものなのか。

> 戦略シナジーに求められる価値を大きく2つに分類すると、「主力事業の強化」を狙ったものと「新規事業の創出」を目指すものにわけられます。

本稿では、「新規事業の創出」に特化して、読み込んで行くこととします。

>新規事業に関する7つの狙いが記されています。
1.「隣接領域への進出」
2.「中期的なドメイン拡大」
3.「破壊的イノベーション対応」
4.「新規事業の情報収集」
5.「新規事業人材の育成」
6.「協業での新規事業開発」
7.「M&Aによるショートカット」

いずれも、そうでしょうねというものが並んでいます。
各々の内容を改めて確認したい方は本文をお読みいただければと思います。

>過去に大きな成功を経験してきた大企業だからこそ、両利きの経営を実現することは簡単なことではありません。既存事業との兼ね合いや組織の重力など様々な課題が生じ、現状維持のジレンマに陥ります。そこで、スタートアップという外部の刺激が必要とされてきます。DXやサステナビリティといった急速な環境変化に対し、身軽に対応し進化する力をどのように自社に取り込み、深化と変化を生み出していくか。そのための有力な方法が、スタートアップへの投資と協業というCVC活動なのです。

改めて、このようにして提示されると、確かにそうだと思わされます。
新規事業立上げの手法として、スタートアップへの投資と協業は今後も増えて来るでしょう。また、うまく活かせれば、有望なオプションになり得ます。
それだけに、スタートアップへの投資を有力なオプションとして意識しながら、機会をうかがっていくことは普段からの備えとして重要と言えるでしょう。

(本稿は2023年に投稿したものの再掲です。)画像のタイトルを入れてください