以下の記事が目に留まりました。

新規事業おじさんのつぶやき Vol.228 製品・サービスの「価値」とは何か 購買行動の”そもそも”を考察
https://www.projectdesign.jp/articles/f460f971-b6fa-4b29-b3c3-d85002573e1f

>では、価値とは何でしょうか。話を引っ張るなと言われると思うので、早々に結論を言うと、私は「価値とは“変化”である」と考えています。いままでAだったものがBに変わるという「A⇒B」の変化であり、わかりやすく言えば、その製品やサービスを使うことによって顧客にもたらされる変化です。

これは、あーっ!!と思わされました。

「その製品やサービスを使うことによって顧客にもたらされる変化」

まさにその通りだと。

>医師から見ると医師の評価というのは「診察能力」なのですが、顧客(患者さん)が医師に求めていることは、「医師がしっかり自分の話を聞いてくれるか」であったり、「寄り添って話をしてくれるか」であったり、診察に全く関係しない「駅から近い」「家から近い」「駐車場があって通いやすい」「受付の人の対応がいい」「クリニックがきれい」などであったりもします。
>患者さんは「医師はだれでもある一定以上の診察をしてくれる」という前提にしてしまっているため、診察以外の要素によって通院先を決めていたりします。これは機能が全部公開されていない、機能に関する情報の非対称性がある場合の購買のパターンです。

多くの組織、人々がこの罠にかかります。見事なまでにかかります。
なまじ、自分たちは機能を良く知りすぎているために起こる現象と言えましょう。
このことを自戒しないと失敗するぞと。

>新規事業を考えるときに「その製品・サービスが顧客にどのような変化をもたらそうとするか」は必ず言語化をしてください。そしてそれが「あったらいい変化」(Nice to have)なのか「必ず起こしたい変化」(Must have)なのかを考えてください。

この「言語化する」というところは大変な苦しみをもたらすのですが、やはり、これをやっていかなくてはなりません。

ですが、やり続けていると、全くできなかったところから、少しずつ、少しずつ、言語化できていることに気づきます。

あきらめずに続けましょう。

(本稿は2023年に投稿したものの再掲です。)画像のタイトルを入れてください