(本稿は2024年に掲載したものの再掲です。)

以下の記事が目に留まりました。

ハウス食品グループの新規事業開発の取り組みがおもしろい!4年目以降の社員全員にアイデアを形にするチャンスが
https://www.walkerplus.com/article/1178523/

>世の中のワーママ・ワーパパに注目を浴びている新しいサービスがある。ひとつは「Kidslation(キッズレーション)」。ECサイトにてサブスクリプション型で冷凍の幼児食を販売するサービスだ。もうひとつは「タスミィ」で、保育園内に設置した自動販売機で幼児1人分と大人1人分を合わせた量のレトルト惣菜を販売するというもの。いずれも保育園の管理栄養士がメニューの監修をしており、栄養バランスのとれた内容になっている。
>この2つのサービスは、ハウス食品グループ本社株式会社で2020年から行っている「GRIT(グリット)」という新規事業創出プログラムから生まれた。

ハウス食品グループがこんなことをやっているのですね。

>「新規事業開発部は今年で8年目を迎える部署で、メンバーひとりにつき1テーマを担って新規事業の設立に向けて動いています。
>今まで培ってきたことの延長で新規事業を考えるのではなく、5年後、10年後の未来を見据えたうえでの事業開発を行っています」

ハウス食品グループは新規事業開発に組織的に積極的に取り組んでいるのですね。

>では、新規事業開発部があるにも関わらず、GRITという社内公募型の新規事業創出プログラムを行っているのはなぜだろうか?

えっ? 何ですって?

>「新規事業開発部に配属されたメンバーだけで、会社の次の新規事業を作っていくのも窮屈な話だよね、という考えがありました。社内でヒアリングをしてみたら、新規事業開発部メンバーではなくとも、さまざまなアイデアを持っている社員がいるというのがわかってきまして、ならばそういうアイデアをうまく事業化につなげられる仕組みを作ろうということでGRITは始まりました。アイデアのないところで机に向かってウンウンうなって考え出すよりも、新規事業について志を持っている人が動いたほうが、より精度の高い事業開発につながるのでは、ということで始まっています」

理屈はそうですが…本当にやってしまうところがすごいですね。

>そうして始まったGRIT。エントリーできるのはハウス食品グループに所属している社員。「入社して3年間はまず会社の環境を知ってほしい」という考えから、入社4年目以上という条件はあるが、所属会社や部署、上限年齢などに制限はない。実際に、過去には50代の社員がエントリーしたこともあったそう。応募にあたっては、起案のきっかけ・理由と、想いの2つをエントリーシートに書いてもらっているという。
>「新規事業を作るというのは簡単な話ではありません。長く険しい道程になるので、その人の起案にかける熱意や精神力・胆力を知りたいというのがあります。GRITの“G”の由来は“Guts(度胸)”からきているのですが、エントリーシートを提出してもらうことで起案に対しての熱意を確認します。選考通過後は、実際の事業の種となるアイデアをGRITのプログラムを通じて磨き込んでいきます。最終的には経営層に年間上限2テーマを選んでもらって、選ばれた起案者は新規事業開発部に異動してもらい、事業化に向けての実証に進んでいくという流れです」

これに手を挙げる人が次々と出てくるところに注目します。

>GRITは“社員”から起案されるハウス食品グループの新しい未来です。経営層からではなくて、社員から未来がどう見えているのかというのがスタートになっているので、そのときのトレンドや、起案者自身の生活者目線からの想いというのが反映されやすいのかもしれません。

“社員”から起案されるハウス食品グループの新しい未来です。

響きますね。

>GRITは起案者が事業のすべてを担っていく形をとっているが、これについても課題を感じているのだそう。

どのような課題でしょうか。

>「現状、GRITでは起案から事業化の0から10まですべてできるオールマイティな人材を求めています。しかし、起案から事業化までをひとりでやりきれる人はそう多くはありません。アイデアをどんどん生み出せるアイデアマンだったり、逆にアイデアはないのだけど実現化に向けて走るのが大好きだったりする人もいるわけです。新しい未来を描く人と作る人を分けていくことも新規事業開発のひとつの手段として考えています」

そうなんです。基本、オールマイティ人材はいません。
この課題に対する解決策は重要です。

>「私自身も既存事業をやってきた経験からアドバイスはできますが、どうしたらその事業が成功するかという答えは持っていません。なので、上からマネジメントしているというよりも、一緒に悩んで一緒に失敗するという伴走者のような立ち位置なんです。事業の成功要因や課題はすべて現場にあると思っていますので、オフィスでただ考えを巡らせるのではなく、お客様のところに行ってインタビューをしてみようとか、現場に出向いて行動観察をしてみようという感じで、行動主義を率先しています」

この方の発言は深いです。この謙虚さが大事ですね。

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