新規事業おじさんのつぶやき Vol.262 現業部門の壁
今日のお題は、新規事業プロジェクトを進めて来て、あともう一歩というところまで来たのに.....えっ!となるお話です。
最初の顧客になってくれる可能性を感じてから、周囲の懐疑的な声にも負けず、地道に関係作りを進めながら、仕込みを続けてきました。
ようやく、その地道な努力が報われる。その時がやって来る。そう信じていたのに....
これまで、お話続けてきた相手の方々とは別の部署の方々が出てきた。いよいよか....と思ったら....いきなり、壁が立ちはだかる。
こんな経験をしたことはありませんか。
ありますよというあなた。
新規事業君、新規事業さんとして、大事な経験を積まれていますね。
いや、ないなあというあなた。
これから起こる未来への備えとしましょう。
今回挙げたケースは、ずっと新規事業部門の方とお話を続けてきた。
いよいよ、採用に向けて、決定権を有する現業部門が出てきた。ところが、現業部門は社内の新規事業部門に頼まれたから、話を聞いているだけ。
こういうケースは結構あるんです。
こういうケースに遭遇した経験あるあなたに質問です。
周囲から何と言われましたか?
あの会社の新規事業担当だめじゃん!!
調整能力がダメダメ君だよ。
そして、何も言い返せず、心を痛める。
こんな経験をされた方は多いのではないでしょうか。
ですが、これでは、事態を打開できません。どうすればよいのでしょうか。
相手先の新規事業担当者を「こっち側」の人にするのです。
件の新規事業担当さんも何とかしたいと思っているはずです。
その思いを確かめて、どうやって、現業部門の壁を突破するかを一緒に考え、一緒に行動するのです。
ここで気づきませんか。
このアプローチの根底に流れる思想に気づきませんか。
はい。これです。
できないことはみんなでやろう。
(本稿は2023年に投稿したものの再掲です。)

