新規事業おじさんのつぶやき Vol.208 知の無知とは
おいおい、タイトルからこんな間違いを放置するの?
いよいよ、新規事業おじさんもぼけてきたか?
こんなことを思われる方が多いのではないでしょうか。
いえいえ。間違いなんかではございません。ぼけてもいませんよ。
知の無知
これが今日のお題です。
先日、新規事業君、新規事業さんの相談をお受けした時に気づいたことなのです。
新規事業君、新規事業さんとお話していて気づいたのは、自分たちが担当しているマーケット、製品、技術を横に置いて、他のところから出て来ている新しいものをいかに取り入れて立ち上げるかに意識が集中していることでした。
新しいものを取り入れるというオープンマインドは大変重要です。
ですが....自分たちが....自分たちがです....その新しいものを取り入れて、新たなビジネスを創造する際、何と組み合わせるのでしょうか。
自分たちが担当しているマーケット、製品、技術における経験知と組み合わせることがクリエイティブを喚起し、展開可能性を広げるのではないでしょうか。
その時、私から質問したことは以下のことです。
自分たちが担当しているユーザーの現場で、新たな変化(例を挙げると、GX、DX...とかなんとかイメージしてください)が入ってくると、どんな課題が発生すると思いますか?
で、こんな答えが返ってきました。
いや~、私たちは現場のことを知らないんです。
本当にそうですか?と思った私は、素人の素朴な質問(本当に私自身がわからないけど、議論のトリガーになると思ったこと)をしました。
すると、どうでしょう。
すっと、答が返ってきました。
ご本人たちはこんな程度のことしか答えられないと言っていたのですが、まっさらな私には、その後の議論を発展させるための大事な答でした。
いかがでしょうか。
知の無知
何のことを指しているのかわかりましたでしょうか。
(本稿は2023年に投稿したものの再掲です。)

