以下の記事が目に留まりました。

新規事業の成功のカギは「健全な多死」にある──Rebootus太田氏が目指す「再挑戦の民主化」とは
https://bizzine.jp/article/detail/9496

>こうしたサイクルを、Relicホールディングスでは「健全な多産多死」と呼んでいます。うまくいかない7割の新規事業から速やかに撤退し、そのリソースを新たな取り組みに投入することで、新規事業へのチャレンジ回数を増やすことができます。また、新規事業を一度経験すると、事業の立ち上げや撤退に関するスキルやナレッジが蓄積するため、この知見を多産多死のサイクルの中に組み込むことで、成功確率をさらに高めることも可能となります。

なかなか興味深い内容です。

>なぜ多くの企業が「多死」に取り組めないのかわかってきました。それらの企業には、いくつかの共通点があります。
>「あらかじめ撤退基準を作っていない」
>「撤退基準はあるが適切に機能していない」
>「従業員の熱意に押されて撤退を決断できない」

私自身、片腹痛い思いがする共通点です。確かに、これらを機能させるのは本当に難しいです。

>また、社内で事業撤退がネガティブに捉えられていることから、当事者も失敗を恐れて引くに引けない状態になっているというケースもしばしばあります。その場合は、当事者だけでなく、マネージャー層などともコミュニケーションを交わし、「事業撤退は悪ではない」という啓蒙を行います。「新規事業の7割は失敗するもの」という前提を組織内に根付かせることで、事業撤退を阻害する感情的要因を取り除くことが可能です。

これは私自身も身に覚えがあるものです。なかなか、社内だけでは解決できない問題なので、第三者の力を借りるというのはあるでしょうね。

>「Rest In Peace」は事業撤退支援サービスです。撤退基準の策定、撤退要否の評価、撤退アクションの立案・実行など、事業撤退の取り組みを一気通貫に支援し、新規事業の「健全な多産多死」を促進します。

これはまた大胆なサービスブランドをつけたものだと思いました。
ですが、これを新規事業として展開されているところに目を見張りました。

(本稿は2023年に投稿したものの再掲です。)画像のタイトルを入れてください