新規事業おじさんのつぶやき Vol.403 EVの中古はバッテリーの劣化が心配……は10年前の情報を元にした論調!
(本稿は2024年に掲載したものの再掲です。)
以下の記事が目に留まりました。
EVの中古はバッテリーの劣化が心配……は10年前の情報を元にした論調! いまやバッテリーの劣化対策も進んでいた!!
https://news.yahoo.co.jp/articles/76c75e5ef82981079860884977a48cca0e9d53ef
ここへ来て、EVに対する否定的な論調が目立っていますが、中長期的には、EVの普及、シェア拡大が進むことは変わらないと思っています。
EVをめぐる市場、世間の論調を追いかけていると、新たな技術、製品が市場に受け入れられ、浸透するプロセスをリアルタイムで追いかける格好の題材かと思います。
そんなことを念頭に置いて、記事を見ていきましょう。
電気自動車(EV)の中古車への懸念は根強い。カギとなるのは、駆動用のリチウムイオンバッテリー劣化に対する不安だ。
これはいろいろなところで耳にしてきました。
EV用のリチウムイオンバッテリーは、廃車となる際でも容量の70%近くが残っている。
これ、業界関係者の間では常識ですが、ご存知ない方は多いのではないでしょうか。
EVの新車時のバッテリー保証は、世界的に8年16万km(日産リーフの例)前後といえ、その間に70%以下の容量になった場合に交換など補償の対象となる。なかには、メルセデス・ベンツのように10年25万kmとしている車種もあり、2010年の日産リーフ発売以降、時を重ねることによって開発が前進し、バッテリー劣化を抑えることができるようになっている。
確かに初期型リーフからの進化は著しいものがあります。
ちなみに、日産サクラ/三菱ekクロスEVの場合、日産自動車のEV開発者によれば、200Vでの普通充電を主体に使っていれば、日々100%充電をしても劣化はあまり心配しなくていいと教えてくれた。 逆にいえば、急速充電を繰り返す使い方だと、やはり劣化はある程度覚悟しなければならないということだろう。
なので、EV車は近隣利用に適していると言われています。
いま、EV中古車販売が低調といわれるのは、上記のようなバッテリー、あるいはバッテリー制御の進歩がなかった初期のEVに対する評価であって、これから中古車市場に出てくる新しい時代のEVであれば、バッテリー劣化への懸念は改善され、手軽にEVを手にできる時代になっていくだろう。
EV中古車市場が低調な理由について、私も筆者の意見に賛成です。
では、どのようなビジネスチャンスがあるのか?生まれてくるのか?誰がそれをやってくるのか?
これらをウオッチしていくことは、EV業界とは関わりのない新規事業君、新規事業さんたちにも、リアルタイムの事例を提供してくれるのではないかと思います。

