以下の記事が目に留まりました。

新規事業は“100%の品質”を目指す日本企業の文化と相性が悪い
検討項目が無限にある中で議論を前に進めるポイント
https://logmi.jp/business/articles/329266

新規事業は“100%の品質”を目指す日本企業の文化と相性が悪い 検討項目が無限にある中で議論を前に進めるポイント | ログ
>(新規事業の立ち上げにおいて)「この検討はこれ以上深掘らなくていい」という見極めってめちゃくちゃ難しいじゃないですか。

>我々はふだん変革プロジェクトをやり慣れているので、「このフェーズでは、ここはこれ以上掘らなくていい」ということを日常的に気にしているんですけど、変革プロジェクトに慣れていないお客さまの話を聞いていると、調査を適度なところで切り上げること自体がすごく不慣れなんですよ。

皆さんも身に覚えはありませんか。

>ふだんのお仕事では、基本的に「不明確なことはちゃんと明確にして、着実に進んでいこう」と叩き込まれていると思うんですよ。でも、新規事業の場合は不透明なことが当たり前で、大事なのは今の段階で最低限どこまで見えるようしておかないといけないかという話です。

>つまり、「脆弱な急所であるうちは掘っていけ」と。掘っていくと、「あ、だいたい見えたな」となるので。先ほどの例で言うと、「動画がこのぐらいで作れるかは、だいたい目途がついたな」となった瞬間に、もっとやばいところが他にあるなら、そっちに移らないといけないんですよね。だから「見切る」のはとても大事です。

>これは日本企業のこの30〜40年の組織文化と極めて相性が悪いんですよね。コメントにありますが、「品質を100パーセントまで高めよう」というのが染み付いている方が多いので、どこまでも掘っちゃうんですよね。でも、新規事業でそれをやるとハマるよという話です。

長い引用ですが、大事なポイントなので、ピックアップしました。

>よく「新規事業を立ち上げたことのある人を壁打ち相手にするといいよ」と言われるのは、そういう人は脆弱な急所を見極めるのが得意で、「そんなことをやっている場合ではなくて、こっちを検討しないといけないんじゃないの?」とアドバイスをくれることが多いからですね。

これは本当にその通りで、新規事業君、新規事業さんたちの相談を受ける際に、上記のようなアドバイスを何度もしています。

ちょっと、引用が長くなったので、このへんにしますが、興味がわいた方は本文に目を通してくみてください。

で、今日、私が一番お伝えしたかったこと。

「新規事業を立ち上げたことのある人を壁打ち相手にするといいよ」はよく言われるのですが、これをためらう企業、新規事業チームが多いのだろうなということです。

ですが、これをためらっているのであれば、本当か?と試してみることを強くお勧めします。

(本稿は2023年に投稿したものの再掲です。)画像のタイトルを入れてください