最近になって、ありがたいことに、新規事業君、新規事業さんからお悩み相談を立て続けにいただくようになりました。

それらの相談をお受けする中から気づいたことを一つ、ご紹介したいと思います。

新規事業開発の「思考の型」

新規事業君、新規事業さんのお話を聞いていると、「思考の型」が自身の経験知をベースにした、すなわち、既存事業の、自分が所属する組織のそれになっていることに気づきます。

ですが、新規事業開発の「思考の型」は既存事業のそれとは異なります。また、そうでないと、間違いなく、スタックします。にもかかわらず、既存事業の「思考の型」による呪縛から逃れられずにいます。

では、どうすればよいのでしょうか。

私自身、この問題と20数年向き合ってきました。今も向き合い続けています。

そこから思うのは、経験知を積み重ねた者と、折に触れて、できることなら定期的に、対話すること。それを積み重ねていくことだと思います。

知識、情報はこういう方でなくてその領域に詳しい方とお話する、自力で情報収集、知識獲得に努めるということで何とかできます。

なのですが、「思考の型」を獲得し、それを使いこなしていくには、新規事業開発の「思考の型」を体得し、実践経験を重ねた人と対話を重ねることが有効な打ち手なのだと思います。

そんなところに、新規事業おじさんはお役に立てればいいなと思うものでもあります。

(本稿は2023年に投稿したものの再掲です。)画像のタイトルを入れてください