以下の記事が目に留まりました。

事業の立ち上げ直後に「儲ける」や「伸ばす」より大切なこと
「イチかバチか」ではなく、勝ち筋をつかむ新規事業の進め方
https://note.com/fast_poppy8050/n/n60811454c819?sub_rt=share_sb

その後、松本さんは前職でいらした会社の中で、ミスミという会社をビジネスモデルのケーススタディにして、「印刷の市場にミスミのモデルでビジネスをガッチャンコしたら、これはいけるんじゃないのか?」と。ここもセンスですね。
「だから、元ミスミとか現ミスミのやつに話を聞いてみたい」。で、実際に動いたのが最もセンスがあるところだと思うんですけど、結果としてたまたま僕のところに来てくれたんですね。
これの一番大事なポイントは何だと思いますか?
「実際に動いた」
これなんです。これを一つ一つ積み上げた先にブレイクスルーがあるんです。
「まずはちゃんとした仮説を立てよう。その仮説が本当に合っているかどうかわからないから、実証実験をしよう。それがうまくいったら本気で入ろう」という3ステップだったんですね。

そんなのわかってるよと言われそうなくだりですが、このあとへのつなぎとして取り上げました。

売上を伸ばすことや利益を出すことを必死にやるのではなく、「俺たちの勝ち筋は何か? それが決まったらどーんといくぞ。それまでは、伸ばすことよりも、儲けることよりも、試すことのほうが大事だ」と考えました。

これがなかなかできない。

なぜ、できないのか?

乱暴な言い方ですが、自らが汗をかくことをサボろうとしてないか?

結構あるような気がするんです。

「業界のことをよく知っている方と、新規事業のプロフェッショナルが組むといいですよ」みたいな話があると思うんですけど。今回のケースでは、松本さんが業界のペインを握っておられて、そこに新規事業のプロフェッショナルが掛け合わさったかたちの配役だと。

このフォーメーションは大事なのですが、これを作ろうとしていない企業が多く見られます。
残念だなあと思うことです。

(本稿は2023年に投稿したものの再掲です。)画像のタイトルを入れてください