地味な事例に学びの宝庫がある。今日、紹介するのはトヨタ自動車のKINTO。すごく地味な事例だと思うのですが、そこは学びの宝庫でした。

記事の引用から、皆さんにも感じ取っていただけたらと思います。

僕らは邪魔者扱いされたわけでもなく、称賛されたわけでもなかった。みんな遠巻きに見ていたのが正直なところではないでしょうか。

ただ、それはとてもいいことなんですよ。『あいつらが勝手にやっている』と思われたほうがいいんです。いろいろなしがらみ抜きで思った通りのことができるわけですから。
小寺さんは「新規事業を始めたら、とにかく仲間を増やすことです。敵を作っちゃダメ」と言っていました。
わかっているのは自分たちだけなんです。周りも世間の人も新事業については何ひとつ知らないと思って、丁寧に説明を繰り返すんです
独り勝ちするのではなく、関わる人たちが得をするような企画にする。この場合は販売店です。
自分だけが得をする新事業を熱心にサポートしてくれる人はまずいないと考えたほうがいいでしょう。
パターン化された既存の仕事だと会議室で会議をやり、ネガティブチェックを入れると、それなりに当たる確率の高いものが出来上がるかもしれません。例えば車の販促計画みたいなものであれば。しかし、新事業の場合は絶対に現場へ行かないとダメです。
新規の商品に関しては会議室で意思決定することにほとんど意味はないんです。とにかく世の中に出してみて、それでお客さんの反応を見て、いけるかいけないかを即座に判断する。それが正しいやり方なんだとわかりました。企画書を練り上げることばかり考えていたんです

(本稿は2023年に公開した記事の再掲です。)画像のタイトルを入れてください