昨日、こんなタイトルの記事を目にしました。

イノベーションが進まないのは「社員のやる気がない」から? 
新規事業開発で大事なスピードを“遅らせる組織”の事例

よくある内容の記事ですが、やっぱり、これかよ!!というもの。

チャットツールの話ばっかと思ったら、新規事業をやるなら海外に行け....

大企業で働く人々、大企業に勤めていて新規事業を立ち上げたい、自分も新規事業プロジェクトに参画したいと思っている個人に対して、何のヒントも、勇気も与えない内容ですね。

ついつい、こういう記事が目に留まり、会社がね〜、組織がね〜、人がね〜と思ってしまいますよね。

だけど、それでは何も変わりませんよね。変わることと言ったら、自分の棋力が削がれるだけという…..

だったら、どうするのよ?という声が上がって来る頃でしょうか。

新規事業おじさんの極私的な思いですが......

大企業で働いている個人として、自ら、新規事業に手を挙げるということは、「自分は変人である」ということを認めることと等価だと思うことです。

いいじゃないですか。大企業の中で「変人」として生きるのは面白いですよ。「ふつ~の人」として生きていたら出会えない人々、声をかけてもらうなどあり得ない人々と出会えるのですよ。

この特権を享受する人生も面白いと思うのです。

以上、ビジネスパーソンとして37年生きてきた、「技術の変人」に触発されて、自分は「商売の変人」になるのだと思って生きてきた、新規事業おじさんの実体験からくる思いです。

(本稿は2023年に公開した記事の再掲です。)画像のタイトルを入れてください