CTR約1.2倍、CVR約2.5倍、サブスク広告のビフォーアフター分析

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前回の学校法人CVR140%増加の前後分析に続き、他社のWeb成果事例から、前後分析をして、一般サイトに転用できるアイデアをまとめました。
今回はエアークローゼットのIR資料から広告運用の改善成果が出たので、その時期の広告を具体的に調べて、どんな施策が行われていたかを深堀ってみました。ちなみにCTR約1.2倍、CVR約2.5倍を達成したとのことです。(具体は記載がないので、ここからあくまで素材から分析です)


株式会社エアークローゼット 2026年6月期 決算説明会資料

自己紹介

こんにちは、Web365の野田です。 普段、Web365というフリーのWeb担当として、クライアント企業への Webから売上増を目標に、企業データ分析、Webサイト分析改善 (分析・制作・マーケティング)をワンストップでサポートしております。


分析手法 Google広告の素材を時系列比較

Google広告では、出稿広告が時系列で確認できます。

5月末からの週次でGoogle広告の素材を確認してきました。

メンズのサブスクを分析

ちょうど5月末にメンズのサブスクがリリースされたので、こちらに絞って分析しました。週次で広告素材をみていきます。

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www.air-closet.com

表にするとこんな感じです。

週次比較表をから見ていくと、

① 情報・仕組み訴求(5月〜)
ローンチ直後は「開始した事実」「価格」「仕組み(プロが選ぶ・コンビニ返却)」という説明のみ。

② 抽象ベネフィット訴求(6/15投入)
「好印象」「正解」という情緒訴求を追加。しかし直近は見られない。

③ 具体シーン訴求(6/8〜、一時中断あり)
「デートの服に迷ったら」「垢抜けたいなら」という、同じ情緒系。

④ 遷移先の実験(7/20〜、進行中)
③と同じ/近いコピーを、通常のサービスLPではなく別ドメイン(content.air-closet.com、実体は未確認)へ流す版が並走開始

つまり

  1. 基本訴求を出して出稿
  2. 情緒ベネフィットで訴求(成果から露出を減らす)
  3. 具体シーン訴求(垢抜けたい、がLP動画ともマッチしている)
  4. 一部LP先変更でテスト(訴求別にLPを変更してCVRを上げる)

5つの転用アイデア

① 新規事業ローンチは「基本訴求→情緒→具体→導線」の順で段階を踏む

いきなり凝ったクリエイティブを作り込まず、まず①事実訴求(価格・仕組み・安心材料)で母数を計ってから、②③④と訴求を積み増していく。

② 情緒ベネフィットは「テストする前提」で出す。生き残りを判定する基準を先に決めておく

「好印象」「正解が届く」のような抽象度では訴求しれないことも。だからこそ、投入前に「◯週で数字が出なければ露出を絞る」という撤退ルールを決めておくことが転用ポイント。

③ 訴求とLPの"温度"を合わせる

「垢抜けたい」が生き残った理由は、LP側の動画コンテンツも同じ温度(悩み解消・自分ごと化)で作られていたから。CVRは流入時の期待値がLPと合ってることが重要。

④ 負けたコピーを消す前に「LP側を変えて延命できないか」を試す

既存訴求の成果がイマイチなとき、
①コピー自体を捨てるか、
②遷移先だけ変えて再テストするか、
という2択があり、エアークローゼットは②を選び、記事型LPへの誘導で敗者復活を試みている。コピー×LPの掛け算で失敗要因を切り分けるという発想も一案。

⑤ サイトリンク・アセットのクリックデータを「次の広告文の種」として使う

エアークローゼットでも訴求変更にサイトリンクからの引き上げがあった。単独広告として出す前に、サイトリンクや説明文の中で反応の良かったフレーズを見つけ、それをヘッドラインに"昇格"させる。新しい訴求をゼロから発想するのではなく、既存アセットの部分的な好成績を拾い上げるという省コストな訴求開発法として転用できる。

上記、Google広告の素材からの変化を見ていく分析でした。またこの後の経過も見ていくとさらに転用できるアイデアが見つかりそうです。

今後も事例から前後分析した改善アイデアを作成しますのでお気軽にフォローください。