エンジニアが休職から復職するまで|リワークプログラムの選び方と実際

はじめまして。大手メーカーで18年、組込みソフトウェアの開発とリーダー業務をしてきた「ざっきー」です。

僕はこれまでに3度の休職を経験しました。それでも今は復職し、リーダーとして働けています。

この記事では、2度目の休職のときに参加した「リワークプログラム」について、

  • リワークとは何か
  • 施設の選び方(ここがメイン)
  • 8ヶ月通って、どう変わったか

を、実体験ベースでお伝えします。

「休職中で、このまま復職して大丈夫か不安」「リワークって聞いたことはあるけど、よくわからない」という方に向けて書いています。


リワークプログラムとは

リワーク(Re-Work)は、休職中の人が復職に向けて準備をするためのプログラムです。医療機関や支援施設で実施されていて、生活リズムの立て直しから、ストレス対処法や認知行動療法などの「再発しないための考え方・スキル」までを学びます。

僕がリワークに通うと決めたのは、復帰からわずか3ヶ月で再休職してしまったからです。

「3度目はない」

その思いで、自分の働き方と考え方を根本から作り直すことにしました。

リワーク選びは「慎重すぎるくらい」でいい

いざ通うと決めても、「どこに通おうか…」と、適当には選べませんでした。

もともと慎重な性格に加えて、メンタル不調でさらに慎重になっていたんです。「もう失敗できない」「プログラムの内容や雰囲気が合わなかったらどうしよう」という気持ちが強かった。

でも、調べてみてわかったのは、慎重になるのが正解だということでした。理由は2つです。

理由1:期間が長い

リワークのプログラムは、最低でも4ヶ月。多くは半年〜1年かかります。それだけの時間を過ごす場所を、雰囲気も見ずに決めるのはリスクが大きすぎます。

理由2:施設によって中身がまったく違う

プログラムの内容も、施設の雰囲気も、場所によってかなり違います。認知行動療法をしっかりやるところもあれば、生活リズムの立て直しが中心のところもある。自分に必要なものと合っていないと、長い期間がムダになりかねません。

僕がやった選び方:リスト化 → 見学 → 比較

具体的にやったことは、シンプルに3ステップです。

ステップ1:通える範囲の施設をリスト化する

まず、通える範囲にあるリワーク施設を全部書き出しました。そのうえで、施設ごとに次の項目を整理しました。

  • どんなプログラムをやっているか
  • 通う日程(週何日か、何時からか)
  • 通い始められる時期

意外と見落としがちなのが3つ目です。人気の施設は「3ヶ月待ち」ということもありました。休職期間には限りがあるので、開始時期は早めに確認しておくのがおすすめです。

ステップ2:気になる施設を3ヶ所見学する

リストの中から気になった3ヶ所に、実際に見学へ行きました。

資料ではわからない「雰囲気」は、行けば一発でわかります。参加している人たちの様子、スタッフの対応、部屋の空気感。「ここなら半年通えそうか?」という感覚を確かめました。

ステップ3:比較して決める

見学した施設を、プログラム内容・日程・雰囲気で比較して、最終的に1ヶ所に決めました。

いま振り返ると、休職中とは思えないくらい行動していますね(笑)。でも、それくらい必死だったんです。そして結果的に、自分に合った施設を選べたと思っています。

8ヶ月通って、卒業の日に言われたこと

プログラムには約8ヶ月通いました。正直、長かったです。

それでも、認知行動療法やストレス対処法、コミュニケーションの取り方など、「今までの生き方を変える」レベルの学びがありました(この中身は、別の記事で詳しく書きます)。

卒業の日、担当してくれた作業療法士さんとの面談で、こんなことを言われました。

「入ってきたときは、角があって、何をやるにも自分を守るために細かいところまで気にする固さがあった。不安からくるものだと思う。それが、プログラムを終えてからは角が取れて、丸みを帯びましたね」

たしかに、通い始めた頃の僕は、不安で、自信もなくて、それを隠すために自分を強く見せようとしていました。それが「角」だったんだと思います。

それでも、復職は不安でした

リワークを卒業し、担当者から「大丈夫でしょう」と言われても、復職への不安はゼロにはなりませんでした。

「しっかり働けるだろうか」という気持ちを抱えたまま、復職の日を迎えたのを覚えています。

ただ、8ヶ月かけて作った土台があったからこそ、その後の働き方を立て直すことができました。リワークは「休む場所」ではなく、「働き方を作り直す場所」。これが、通い終えた僕の実感です。


最後に:一人で抱え込む前に

ここまで読んで、「少し自分にも当てはまるかも」と感じた方へ。

僕は過労、ハラスメント、家庭との両立、復職後の再発不安を経験しながら、働き方を見直してきました。その中で感じたのは、"頑張り方"を変えるだけで、仕事もメンタルもかなり変わるということです。

MENTAでは、休職・復職の不安、仕事の整理、働き方の改善、メンタル不調からの立て直しなどの相談をお受けしています。「まだ相談するほどじゃ…」という段階でも大丈夫です。一人で抱え込む前に、壁打ち感覚で使ってください。

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※この記事は僕自身の体験談であり、治療や医学的なアドバイスではありません。休職や通院に関する判断は、必ず主治医にご相談ください。