【思考の迷路を抜けるための整理学】#06 決められない人が無意識にやっている思考パターンとは

1.決めなきゃと思うほど、決められなくなる理由
なにかを選択・決断しなくてはいけないときに、でも出来ない、決められない状況は非常に苦しいものです。
「決めなきゃいけない、それが私が今すべきことだから」
↓
「正しい選択、決断とは、この場合なんだろう。Aかな、Bかな、またはもっと他の……」
↓
「決めたはいいけれど、それは安全だろうか。皆が納得してくれるだろうか。反対されないだろうか……」
↓
「やっぱり何が正しいのか分からない……」
↓
決められない状態へ戻る
こんなサイクルの渦に巻き込まれているのではないでしょうか。
2.決められない本当の原因は「前提のズレ」
一度は決断した、今までも決断出来て来た。自分は決断が苦手な人間ではないと思って来た。
なのにどうして決められないのだろうか。
決断するしないから離れて、新しい悩みが生まれました。
「出来ると思っていたことが実は出来ない」
何故こうした「お悩み生産機」みたいになってしまうのか。
あなたは今「正しく安全な決断が出来る人間であらねばならない」という、無意識のルールに囚われて、そこからしか目の前の状態を見ることが出来なくなっているからです。
それは「自分は正しく安全な決断をする役割と責任を担っている」と思っていて、「自分が正しく安全な決断をすることで皆が幸せになる」という機能を期待していて、その影響範囲は果てしなく広いと考えているからです。
だから、決断出来ない。
3.前提には2種類ある
ここで1つ重要なのは、「前提」 には種類があるということです。
今あなたが使っている前提は、これまでの経験から無意識に作られたものです。
そして問題は、それを“そのまま使い続けている”ことにあります。
本来、前提は状況に応じて調整されるものですが、無意識のままだと固定されたままになります。
あなたが今決断出来ない迷路にはまり込んでしまっているのは、「正しく安全な決断が何か」がわからないから、ではありません。
むしろ「正しく安全な決断をしなければいけない」という、あなたが無意識に抱えている「前提」こそを疑わなければいけないのです。
4.なぜ分かっているのに変えられないのか
自分の認識と現実の状況がズレているから決められない。
そう聞いて「なるほど」と思ったかもしれません。けれどそれだけでは「決められる」状態にはならないでしょう。
なぜなら前提を「現実の状態」に適するものに更新するためには、前提だけ見直そうとしても無理だからです。
あなたが担っている
- 役割と責任
- 役割がうむ機能(影響、効果、メリット)
- 役割の適応範囲
を含めて、「あなたの価値基準」を元に全体を見直さなければ、前提を「今」に合うものに更新することは出来ません。
そしてずっと古い前提のまま、それがもう効果的に働かない現状にて使い続けるしかなくなるのです。
5.このままだと何が起きるのか
前提が古いまま、ということは、自分が今・これからの自分の役割や責任を十分に果たすことが出来なくなります。
具体的に言えば
周りの期待に答えられない
周囲からの評価が変化(悪い方へ)する
期待に応えられない状況に焦りを感じて、「努力量」で何とかしようと試みる
だけど思うような結果にならない
↓
「自分はもう役に立たない人間なのだ」と自己否定感が高まる
既にこの入り口に立っているのではないでしょうか。
6.では、何を見直す必要があるのか
見直すべきは何か。
先ほども申し上げたように、目先の決断方法ではありません。
決断に限らず、あなたの判断や行動すべての出発点となっている「前提」を、今の自分に合う形に更新する段階に来ているのです。
ただしこれは、単純に考え方を変えればいい、という話ではありません。
あなたが担っている役割や責任、
そこから生まれている機能や影響、
そしてそれがどこまで及んでいるのか。
それらを含めて、自分の価値基準ごと見直す 必要があるのです。
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