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1.成長するほど迷いが増えて困難化する矛盾

実は努力し続ける人ほど、迷いは増えます。
理不尽に感じるかもしれませんね。

例えば子供の頃、親や先生が羨ましくありませんでしたか?
学校のテストや宿題など、大人は全部答えを知っている。
自分はこんなに頭を悩ませているのに。

「大人になったらきっとラクチンなんだろうな。早く大人になりたい」

と思うこともあったかもしれません。

けど、実際大人になってみてどうでしょうか。ラクチンでしょうか。
全然違いますよね。

自分が成長して、確かに子供の頃は難しかったことが楽々出来るようになった。
けれど今は今で悩みはあります。
むしろずっと高度で難解で、数も多い。

成長したら悩みがなくなるわけではありません。
成長したレベルに沿った悩みが生まれるのです。

2.迷いが人を苦しめる理由

迷いは、なくなりません。
人が生きる限り、何かしらで迷う。
迷わなくなるとしたら、人生が終わるその瞬間かもしれません。

常に続く状態にもかかわらず、私たちが「迷い」に慣れないのはどうしてでしょう。

それは、不安定感がセットだからです。

迷っている、ということは、何かを決めたり選んだりしなくてはいけない必要に迫られている、ということですよね。

YESかNOか。
出席か欠席か。
意見を求められている。

追われているようで、落ち着かなくて、他のことが手につかない。

迷っているとずっと頭を使いますから、エネルギーを消耗します。
迷いは不安を引き連れてきます。不安感は迷いよりももっとストレスですよね。
そして迷う期間が長引くと、「決められない自分」というネガティブな自己イメージが出来上がります。

なにに迷うか、どうして迷うか、というより、迷っている状態そのものが苦しいのです。

3.苦しさから「決めればいい」という脱線を引き起こす

だから私たちは、「決める」ことを目指します。
決めてしまえば、この不安定さからは解放される、と考えるからです。

しかし、「迷う」の解決方法は本当に「決める」でしょうか。
決めてしまえば、迷っている間にのしかかっていた不安感やマイナスな自己イメージも全部消えてくれるでしょうか。

例えば夕方に突然、同僚から声を掛けられました。
『〇〇社の人たちと飲み会があるんだけど、行かない?』
急な誘いだから戸惑います。しかし〇〇社は自分の仕事にも関わりがあるので、飲み会にメリットがないわけではない。
けれど実は今日は仕事終わりに前から行きたかったお店に買い物に行こうと思っていた。
同僚は目の前で返事を待っている。だからすぐ決めなければいけない……。

短い時間だけれど大きなストレスです。
決めてしまえば、一旦は迷いからは解放されますね。では、これで万事解決でしょうか。

そうではないことは、あなたは気づいていますよね。
決めることは、「迷う」の解決方法ではないのです。

4.迷う状態の解決先は「基準」を持つこと

折角「迷う」状態から脱して「決める」ことが出来たのに、それが解決ではないのでしょうか。
また別の「迷い」が生まれるからです。

行く、と決めたとしても「やっぱり断って買い物に行けばよかった」と思うかもしれない。
行かない、と決めて後から飲み会の話を聞いたら「やっぱり私も行けばよかった」と思うかもしれない。

後悔、という、決めた後の「迷い」が生まれかねないのです。

ではどうしたらいいのか?
迷いは常に生まれるし、決めなければいけないけれど、決めたら決めたで今度は後悔が付きまとう。

迷いとは、解決したい課題です。
それに対して「決める」とは、状態です。実は行動でも思考でもないのです。
決まった状態に対して、納得がいかないと「後悔」が生まれます。

ということは、決まった状態へ「後悔しない」ようになればいいですよね。

その為に必須なのが「基準」です。
自分なりの判断基準を持っていると、決める、という行為に力むことなく、自然と答えが導き出されるのです。

5.基準とは

『なるほど! わかった、基準があればいいんだね』

と思われたでしょうか。
その通りですが、では、その基準とは、なんでしょうか。

正しさでしょうか。
常識でしょうか。
多数派意見でしょうか。

これを基準に判断し、後悔しないならOKです。

先ほどの飲み会に誘われた事例を思い出しましょう。
「正しさ」で決めたら、どっちですか?
「常識」なら、どうでしょうか。
「多数派意見」なら、後悔しないですか?

飲み会なら、まあ折り合いが付けられるかもしれません。
しかしこれが「転職」「結婚」「転居」などだったらどうでしょうか。
正しさや常識で決めて、後悔しませんか。
というか、こういう問題に対して「正しさ」や「常識」ってどこまで使えるのでしょう。

そうです。基準とは、その辺に転がってるものでもないし、誰かからもらえるものでもありません。
自分が納得し後悔せず生きていけるために有効なものでなければなりません。

これを「価値観」と呼びます。

自分の価値観を判断基準として常に考え、行動する。
そうすれば、決める決めないで迷うことは無いのです。

先ほどの飲み会の話を戻します。
自分の価値観で、行くか行かないかを決める。
そこに一般的な正しさや常識、他者の動向は関係ありません。

そして自分の価値観で決めたのだから、後悔はしないのです。

6.迷うのは自然、基準を使って前に進む

私たちは毎日迷います。
小さなことなら、目覚ましが鳴ってすぐベッドから出るか、あと5分寝るか、とか。
大きなことなら、異動の話を受け容れるか、とか、親の介護をどうするか、とか。

迷わないようにすることは不可能です。
そして、何でもいいから決めればいいわけでもありません。

決めなければいけない。ならば自分にとっての最適解を選びたいですよね。

そのために、自分の価値観という基準を使うのです。
迷いに対して価値観で向き合えば、そこに後悔や不安はほとんどありません。
それもまた価値観を持って向き合うことで「学習」と「選択肢」に変わるからです。


もし今、

  • 同じところを何度も考えてしまう
  • 選択肢を増やしているつもりで、結局同じ結論に戻る
  • 「決めている」はずなのに、また迷いが出てくる

そんな状態が続いているなら、それは「考え方」の問題ではなく、「どこを基準に判断しているかが曖昧なままになっている状態」かもしれません。

MENTAでは、こうした状態をただ考え続けるのではなく、

  • 何を前提に迷っているのか
  • どこを基準に判断しようとしているのか
  • その基準が今の自分に合っているのか

を一つずつ整理しながら特定していきます。

「決める」ためのアドバイスではなく、迷いが発生している構造そのものを明確にすることで、自分の中で判断が成立する状態を作る、という進め方です。

もし、同じ迷いを繰り返している感覚があるなら、一度整理してみてもいいかもしれません。

▶︎いつもの努力が通用しなくなったらやるべき60分|思考整理コーチング
https://menta.work/plan/19809