新規事業おじさんのつぶやき Vol.67 イノベーター人材
少々長い引用ですが、大事なことが述べられていると思います。
イノベーター人材は希少なのに、そういう人材に逃げられる組織にならないために努力すること、できることというのがあるように思います。
筆者が「IRM」という概念を強く推奨する理由は、大きく3つあります。1つ目は、前述のとおりイノベーター人材が極めて希少であること。2つ目は、イノベーター人材はその希少性や性質ゆえに流動性が高く、関係性が良好でないと流出してしまうリスクが高いこと。そして3つ目が、従来の企業における組織や制度は少数派であるイノベーター人材を重視して設計されていないため、意識して取り組まなければ関係性が悪化する可能性が高いことです。
IXを向上させるための取り組みは、必ずしも自社内のイノベーター人材に限った話ではありません。例えば「オープンイノベーション」として外部のベンチャー・スタートアップ企業などと協業する際には、その企業のイノベーター人材と良好な関係性を築くことが不可欠です。もし関係性が悪化すれば悪評が広まり、優秀なベンチャー・スタートアップ企業に敬遠されるようになってしまうかもしれません。自社にとってベストなパートナー企業が、競合他社と提携してしまうこともあり得ます。